4日目の朝が来た!
暑さを予感させる朝日が眩しかった。
出発前に、借りていた阿保水産のサケ定置番屋の清掃を終らせ、外で朝食をとる。
出発前の準備体操!
子供たちは元気だが大人数名が既に熱中症?初期症状を!
羅臼側最終サケ定置番屋、赤岩水産前を通過し、いよいよ最後の難所カブト岩へ!
つわり症状を訴えるマッヒー!
きっと薄霧の花畑はあの世のものに見えていたはず?
知床岬も霧が晴れてきました!
隊員たちも続々と登って来ました!
休む間もなく、スタッフは直ちに下降の準備に取り掛かります。
その間、隊員たちは休憩し、思い思いに貴重な時間を過ごします。
アカデミー出身のマックとハッチ!
今から15年ほど前までは羅臼町教育委員会で野外体験の教育的スペシャリスト(アカデミー・・・・)を養成しようということで全道の大学に希望者を募り学生を招き入れ指導、その中でこの探険隊活動も取り入れ経験させ、世に出すという先進的な取り組みが行われていました。
まだ世界遺産の話など全くない時代です。
しかし、不景気と財政赤字から廃止され数年間続いたこの事業はとん挫するわけです。
今となっては廃止するにあたり、実に勿体無い事業でした!
雲海に浮かぶ国後島!
カブト岩からの絶景!
記念撮影!みんないい笑顔です。
下降間近!あらためて、看護師『スーサン』と体調などの確認!
しかし、スタッフの方が問題!(キラキラキラ
を・・・)

美しいお花畑とマッヒー!前日頭痛にもなり瀕死状態だった『い~さん』はかろうじて復活していますが、自分も様子がおかしくなってきた!
下降開始です。
上から見下ろすとこんな感じですが、見える以上に急峻です。
自分は3番目に下り、初めての『ほのあ』を間に挟み上を中学生『のえ』に守ってもらい3人ひと組で降りて行きます。
ぴったりくっつくのは落石対策です。過去には間を取ったために落石事故で重傷者を出した(一般のパーティー)こともある油断のならない場所です。
さらに、到着したら危険なためすぐに現場から距離を取ります。自分も見たことがありますが、落石が弾丸のように上から転がって到着地点を飛んでいったことがあります。
シーカヤックのご一行が来ていました。実は地元の方々です。
夏の知床はこういう楽しみ方もあります。
一路、半島赤岩地区へ!
長谷川昆布番屋近くに川があり、休憩!
このとき双眼鏡で向かう方向に親子熊が見えていました!
岬を目指し前進すると、藤本お婆ちゃんの犬が迎えに来ました!
人懐こく、ここでは文字通り羆からお婆ちゃんを守る番犬です。
お婆ちゃんの番屋を左手に見ながら前進すると、ヒグマの親子は素早く山へ消えました。
このとき、小熊は1頭?報告では2頭だったはず?のちにその原因を知る手がかりを見つけました・・・・!
何でもかんでも手にする自分です。![]()

炎天下の中、前進する隊員たち!
将軍岩を交わし安全を確認した後、日陰で休憩!
このときスタッフの一人が所持していた熊スプレーが誤射!
いつの間にか安全ピンが外れていてレバーが押されてしまいましたが、本人以外はほぼ影響なく!
個人的に思ってはいたのですが、熊スプレーの扱いは拳銃と同じであると思います。
来年からは所持、携帯する場所について指導すべきですね!
持つからには突発的な緊急時に即応できる場所に常に携帯!常に確認です。
そんなアクシデントがあり1時間後ワシ岩を目指しました。
そして、半島大地に君臨する通称:金毛の『バイソン』とかち合うです。
つづく