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トドを取り巻く環境

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     トド

自分が物心ついたころからのお話です。

一部時効を含むのでその点も含めて!

幼少期、周りには鉄砲撃ちの叔父さんたちが普通に・・・

冬場は漁は休み、そこで猟ですね!

冬にアザラシやトド撃ちで生計の足しにというのはごく普通。

叔父たちこそ海獣類は生計の足しというより趣味の延長で撃っていたように思います。

というのは船ではなく、沿岸から海に向けて・・・回収無しです。

射撃練習も良くしていたので、後から現場に行き空薬きょうや時々実弾も拾い持ち帰る平和な昭和40年代でした。

漁業者にとっては憎い海獣類に立ち向かう猟師はヒーローでもありました。

懐かしい映像がYouTubeにあったのでご覧ください。


知床ですが、画像の方々は既に・・・


有名な話ですが、日高では自衛隊が・・2:50真面目な女性アナウンスで『流石のトドもトドメをさされたか」・・・

羅臼でもトド猟師で生計が半分成り立つほどトドがいて、被害も大きく駆除費用も出ていました。

町内にはトド料理店もあり見せるではなく、獲る、食す観光でした。

そんな最中、大事件が起こります。

豪州(オーストラリア)の新聞記者が取材に来ました。

高級紙『シドニー・ヘラルド・モーニング』紙の記者です。

事情をよくわからない田舎町の猟師たちは快く取材に協力しました。
それが自分たちの首を絞めることになるとは夢にも思わず。
単に観光、好意的にしか思わず、世界情勢などわからない人たちにとって外国人に良くする、協力するのは当然です。

取材は事細かに行われ、帰国した記者の記事は大々的に報道されます。

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南半球にはいない。北半球、オホーツク海に生息するトド、しかも冷戦時でソビエトに行くことは叶わず、辺境の島国日本のさらに北海道・・さらに知床羅臼に取材に・・明確な意図があったことが伺われます。

なぜ、彼らに関係ない辺境の地のトド狩猟(駆除という名目)に噛みついたのか?

今の豪州を見てもわかるように、クジラです。

その報復的行為ですね!

科学的な反論データーが無い中、まさに弱点を突かれました。

小さな田舎町、ただの猟師たちにとっては青天の霹靂です。

何よりもこんな報道のされ方をされるとは夢にも思っていなかった猟師たちの怒りはそうとうなものがあったことを知っています。

騙す方が悪いのか、騙される方が悪いのか、目的のために手段をどう選ぶか、人というよりは人種的な立場を感じます。

トド猟師たちの取り巻く環境は突然、まさに『トド』めを指された感じ。

以後、全面禁止とはならなかったことが救いですが細々と蝋燭の炎のように・・・。

21世紀となり、取り巻く環境が少しずつ変化、変化させてきました。

2003年5月の新聞記事です。

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文中では購入費の補助について書かれていますが今はどうなっているんでしょうか?

おそらくは長くは続かなかったはずです。

科学的な検証が必要なことも書かれており、その対応が急がれました。

やがて、知床は世界自然遺産登録へ・・・2005年です。

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海への規制については漁業者は敏感でしたね!自然保護と言えば何でも規制、禁止というのが頭にありました。

当然トドも同様。

ましてや過去の豪州例。自然保護団体のやり方に著しい嫌悪を抱いていたので研究者さえも同じ目で見ていたものです。

しかし、それでは前に進みません。

その頃から、羅臼ももちろん観光船、クジラウォッチングが始まりました。

捕鯨は既に青色吐息、イルカの突きん棒も・・・流氷時期の海獣類も観光の対象に、共存がにわかに現実味を帯びてきましたが鯨類と違い被害が如実に表れるトドは微妙です。

根室海峡の魚類資源量の減少に伴い、群れの大半は日本海側へ移動しましたが、それでも残っているトドによる被害が止みません。

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しかし、駆除による頭数制限は科学的な根拠が無くては1993年の二の舞になりかねませんし、時代が変わり国内においても動物保護、愛護は身近な問題となり同意にこぎ付けるのが難しい時代です。

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時間ばかりが過ぎて行きますが、少ない研究予算の中で地道な調査が始まっています。

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トドハンターを増やすにも科学的な理由が必要です。

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研究には漁業者も協力します。20年も前なら考えられなかったことです。

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今後どうなっていくのかは未知数ですが、トドハンターを増やすにはもっと大きく門戸を広げないと、いざという時には誰もいないということになりかねません。

科学的なデータは必要・・・それは理解しています。

しかし、最早時間の猶予もなく、データが揃い検証の結果中止、或いはさらなる規制となるようなら個人的には微妙です。


先日、窓を開けると目の前の海、200mほどにトドが泳いでいます。

関係ない人にとってはのどかな自然風景。

自分にとっては窓から撃ちたい風景。






ヒグマの獣害事件

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ヒグマの襲われました。

3人の重傷者と2人の死亡。




北海道の羆による獣害・食害事件と言えば有名なのは1915年(大正4年)12月に起こった三毛別(さんけべつ)羆事件ですね!

もう一つは福岡大学ワンダーフォーゲル部が襲われた事件1970年(昭和45年)7月に日高山系で襲われ3名の学生が命を落とした事件。

他にも大正12年に起こった5名の死者と3名の重傷者を出した石狩沼田幌新事件や明治11年1月に起こった死者3名重傷2名の札幌丘珠事件がありますが、こちらは古く記録が少ないこともありメディアが振り返らないのでしょうね?

どちらも悲惨な食害事件です。


さて、話は最初の2行のことです。

自分が中学生の時に起こった羆の食害事件、テレビのニュースで見ていた記憶がありその怖さを感じはしましたが、遠い札幌方面の話、周りは熊撃ち猟師だらけの環境で春先は解体風景を見ていたので異国の話のようにも感じていました。

事件は1976年(昭和51年)6月、山菜採りシーズンの真っ盛りに起きました。

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6月4日、千歳市支笏湖近くの風不死岳(1,103m)で行われていた伐採作業中に起こりました。
時期的に冬眠しているわけでもなく、作業の機械音が響き渡る中で襲うこと自体が異常ですのでそれまでにクマを執着させる何かがあったのでしょうね?

最初の重傷者です。

そして、翌日にまた同じ熊による2人目の傷害事件が起こります。

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もはや、人は怖ろしい生き物ではなく、積極的に狩る生き物として認識しています。

こうなると、もはや熊と人の戦争です。

今でこそ箱罠の性能も良くなりましたが、これは無関係の熊も入る可能性も高く世論が許しません。最後は優秀なクマ撃ちハンターが必要なのですが、現在はそれも世間、役人が許しません。

如何にそういう熊を出さないか、予防するかですが、それも世間は協力してくれませんね(笑


そして、事件は最悪な方向へと向かっていきます。
2人の死亡、1人の重傷。

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事件は合計2名の死者と3名の重傷者を出して終わりました。
その後、全ての事件はこの同一個体ということも判明し収束しています。

当時のことですが、事件があっても人は自分なら大丈夫と思うのでしょう。

知床でもそうですが100%安全はありません、無関心を装っていても突然向かってきて事故になる可能性はどこでもありえます。

愛護団体だろうがハンターだろうが人は人です。

三毛別や福岡大学の事件にも匹敵するような悲惨な事件ですが、どういうわけかメディアでは取り上げませんね?


今年も4月になれば早い所は山菜採り、5月6月はピークです。

遭難もそうですが、ヒグマの事故も無ければですが、実は自分も気をつけなければいけないなと時々思います。

昨年は中標津で負傷事故が起きました、2~3年前には標茶町で、知床羅臼で起きませんように



イルカの集団座礁が起きそうです

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2月7日、16:06中標津からの帰りの車内で友人『とおちゃん』から第1報が入りました。

イルカが流氷に閉じ込められて危険な状況!

その時点では1頭だと思っていました。

16:25今度は峯浜Tさんから第2報!

1頭ではなく十数頭でネズミイルカの群れという・・・・

タダならぬことが起きていると感じました。

2005年の相泊で起きたシャチの集団座礁を思い起こしました。

続々と追加で詳細が入ってきます。

朝からの強い東風で一気に流氷が押し寄せ、それまで大きく空いていた羅臼の海が埋めつくされました。

逃げ場を失ったイルカがパニックになり群れとなって流氷と岸との間僅か20mほどの海面に閉じ込められているという。

ネズミイルカだけではなくイシイルカも混じっているという。

数が十数頭から倍になって行きます。

暗くなり、現場に到着すると地元の観光船の方が2名ほど居ました。

自分も海辺に行くと目の前に息も絶え絶えにイシイルカの子供が

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既に岩と流氷で傷つき出血しており、時間の問題です。


約80年振りと言われる大寒波で今夜から明日以降凄まじい冷え込みに強風予報、おそらく流氷が動かなければ空いている海面も氷蓋がされるでしょう。

どうなっているかは明日の朝行って見ての判断!

もしも、集団座礁(マスストランディング)となった場合は・・ベストを尽くすしかないですね!


エゾ鹿有害駆除2回目

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2月10日、第2回目のエゾ鹿有害駆除を行いました。

数日前からの最凶寒波の影響でエゾ鹿の動きは鈍く、下見でも難しい状況。

また個人的に前日前々日とのっぴきならない事件が起こり神経がそちらに向いていました(後日報告)

更に健脚な勢子不足で人の力ではどうにもならない中で、またしても名犬『ゲンタ』が本領を発揮してくれました。

まずは参加者の記録撮影。

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可愛い女性が一人参加ですがハンターではありません

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前回の反省を生かし、先にハンターが待ちにつきます。

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配置後、ゲンタが酷寒の雪山に挑んでいきました。(画像の場所は違います)

寒さに震えながら、ゲンタの苦労を思いながら、でも寒さに負けそうになり、解除の話が出たその時に、追われた鹿が待ち構えるハンターらの前に現れました。

1頭のみです。

でも、前回は0頭の確保だったので\(^o^)/ですかね?

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貴重な1頭を皆で運びます。

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ゲンタもお疲れ様ということで・・・・

でも、歩き足りないゲンタが再度山に行くアピールをするので、1回目で終了予定が延長戦に

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我々も登ることに・・・・氷点下10度で強風が吹く中、顔面がマヒして会話がスローモー・・・

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齢55歳・・・置いて行かれる現実に、勢子はそろそろ引退かなと思う日々!

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眺めは良いが、寒いの嫌い!

今度はエゾ鹿の危機回避能力が上回りましたね。

人の足音や気配に敏感に反応し、既に谷を挟んだ別の山を群れで移動していくのが見えました。

ゲンタはそれを追い、しばらく行方不明。

その後、解除し2回目の有害駆除は1頭のみという成果で終わりました。

自分が始めた頃は毎回2ケタだったのが夢のようです。

ゲンタはその後、日没前に何とか帰ってきました。

暖気が入らないと厳しいですね・・・鹿は全て山奥に逃げ込んで越冬しています。

減ってはいないんです、山間部の急斜面で暖かい昼間以外はジッとしています。

歩いて目視だからわかるのであって、ヘリではわからないと思います。


幽霊漁業

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昨年の12月初め、標津町と羅臼町の境界付近、羅臼側沿岸から4.5海里で操業中に刺し網が揚がってこなくなりました。

海底にある何かに引っ掛かったようで、無理に巻き上げようとしても船が傾いて転覆するような事態。

一度離して、反対側からも揚げて行きましたが同様に・・・それでも漁網の部分は全て上がり、ボンデンの瀬縄とアンカーのみが取り残されました。

手に伝わる感じから海底に古い漁具、漁網の残骸が鎮座しているようです?

これは何とかしないといけません。

でも自分の船の能力ではどうにもならず、漁業協同組合の指導船に処理をお願い

一度、引き上げに来てくれたのですが、あまりの残骸の重さに出直すことに・・・

年が明けて、周辺海域に他の漁具や漁網が操業終了で無くなったことを見計り、浅瀬まで残骸を曳航し、浅瀬で積み込んで帰って来てくれました。

こうした古い漁具や漁網はしばらくの間、多くの魚たちの墓場となります。

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これを『幽霊漁業』と

こういう物がいつまでも海底にあると漁場が狭くなるだけでなく、資源的によくありません。

不法投棄もありますが、時化での流出も、或いは複雑な国際事情も、

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引き揚げられた残骸は船の中を埋め尽くしていました。

残骸が新たな残骸を呼び、複雑に絡み合い、どんどん大きくなっていく典型です。

この中から、自分のアンカー(ぐにゃぐにゃに変形)などを回収、流氷に現場が埋めつくされる前でホッとしました。

気になるロシアの主張を拝見!


根室海峡のロシア側の海には捨てたのではなく、日本の安全操業刺し網がロシアのトロールによる切断で多くが残骸となっているはず。

その昔、スケソウ漁で賑わっていた頃は漁期終了時に全漁船が出て海底をカイデ(熊でのようなもの)を引き廻して残骸回収という海底掃除をしたものです。

有害駆除の下見

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7日日曜日の有害駆除現場の下見です。

あちこちの可能性のある場所に入山しますが、麓にはいません。

そんな中、微妙な巣を発見!

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猛禽類なら3月以降は駆除現場から外れることになりますので困る。

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大きさはカラスの巣の3倍くらい、ワシならカラスの10倍以上ですから判断に困る訳で、トビか?

羅臼ビジターの日本野鳥の会の方に鑑定依頼。

日曜日、やる場所ない・・・そう思いながら・・ダメもとでとある森に入りました。

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海が見下ろせる森。

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エゾモモンガの巣が近くにある証明でもある松の葉の食痕

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と思ったらすぐ近くにフクロウに襲われた痕

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その近くには古い熊の爪痕が大木に

やがてエゾ鹿がいることを示す痕跡を確認、慎重に越冬場所を予測し当日の射手や勢子の配置位置をどうするか選定に歩き廻りました。

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陽が傾き始め、寒さで顔が痛い中歩いていると某携帯会社のCMが頭をよぎります。

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日曜日、成功しますように!

JR根室落石線の旅

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冬場のエゾ鹿の越冬地、可猟区ではあるけれどJRの線路もあり、車が入れないというアクセスの悪さ、線路を挟んで海側は保護区、線路沿いはエゾ鹿だらけでよく列車との衝突、その死体に群がるワシがさらに列車と衝突して死傷するという現場です。

実際に現地を歩いてみようと思っていました。

有害駆除の疲れもそのままに月曜日の祭日早朝から行ってきました。

線路内(法面も含む)はJR敷地内ということもあり踏切以外は跨ぐことも許されないという・・・・不法侵入扱いということで昨今は線路上で撮影された画像にクレームが来る時代です。

事前に調べると、途中で昔の工事の関係でいくつか線路を横断する道路跡があるという?つまり踏切ですね・・・そこで引き返せばよいだろうという判断でしたが・・・

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落石駅を出発して住宅地からもうエゾ鹿だらけでした。

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線路から離れた場所には死体の残骸がゴロゴロ。

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念のため、電線の外側を歩きますが鹿の踏み跡もあり歩きやすいです。

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普段は人が来ないので、逆に敏感に警戒して逃げて行きます。

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エゾ鹿が逃げて行き、足跡のみ

軽く考えていましたが、行けども行けども踏切らしきものが無く・・・

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森の中ではあとをついてきます。

とうとう脇に道道?が現れ別当賀駅の手前でようやく踏切横断に

折り返して今度は海側の線路伝い

森を抜けて海が見渡せるところに来たときにはガス欠寸前。

海岸線を見渡し、しばらく休憩したので復活!

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この辺り一帯は随分とストランディングがある場所です。

暖かい時期にビーチコーミングで訪れることを誓い帰路に。

駅に着いた時には流石に疲労困憊でした。

少し、道中の行程を甘く見ていましたが、ワシの死体は無くそれが何よりでした。


ポークチャップのお店ロマン

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根室の帰りに何度か立ち寄るのですが、既に閉店(17時閉店)でタイミングを逃していました。

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別海町にある『ポークチャップのお店ロマン』です。


当地では有名なお店ですね!

その有名なポークチャップを・・・豚カツ定食もあり迷いましたよね!
次回はとんかつということに

400gにすべきか・・・700gにすべきか迷いましたが、400gで正解。

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お持ち帰りも出来ます。

ライスが足りなくておかわりは時間の関係で無理でした。でも完食。

700gは流石に無理です。

モニタリングの大食い3姉妹を連れてきたいものですが?

来るときは気合を入れてこない(空腹で)と無理目なお店でしたね

でも、店で一番気になったのがこれ!

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皆さんはどっちが怖いですか?



新車納入

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中古車で我慢してもらっていた次女に新車を納入。

長女は新車だったので2台目以降は自分で頑張ってねと!

次女もこれ以降は自分で何とかしてくださいということで

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助手席で恐怖することも無くなり、安心して乗っていられます。

新車って・・・いいなぁ~、でも自分はトラックで十分。

慣らし運転方々外食へ

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デミグラスソースのオムライスは久々に大当たりの美味さ!

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それっぽっちで良いの?

悩み事、長女が受けていたことを今度は次女が受けているようです。

『早く結婚したい』

そういう避難の仕方は・・・

女性は定期的に言葉に出して毒を吐かなくてはいけませんね!

趣味とかで処理できる男性脳と違う部分です。

つい最近も、次女以外でそういうことに某女性で貢献したばかりです


車猟

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今年の冬の北海道内、狩猟自粛とその後の禁止区域拡大で一部の人を除きほとんどの人の銃が金庫に眠っていますね!

ひょっとしたら、狩猟で獲るよりも車で獲る方が多いかもというくらい、今年に入って釧路の往復で鹿の事故死体を見かけない日はありません。

この夜も高級乗用車が大破して駐車していたので・・多分・・車を進めると・・・

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こちらも瀕死!

車の方は保険でなんともないでしょう。

道路脇に柵がどんどん作られていますが、管理が甘く、抜けられるところがいくつもあります。

そこが新たな事故を誘発したりして、痛し痒し。

注意して運転ですが、狩猟自粛の影響で例年なら居ない場所にもいて自分も何度か肝を冷やしました。

6回目の衝突は避けたいです。

イシイルカのマスストランディング報告

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2月7から9日にかけて処理した現場での報告です。

2月7日、早朝から流氷の動きが早く、朝の段階で相泊方面は接岸との話を聞いていました。

流氷帯は隙間なくひしめき合いながら狭い根室海峡に押し寄せてきます。

その日の昼頃には羅臼漁港付近まで流氷が接岸。

今回、集団座礁(以降マスストランディングと記入)が起きた羅臼町海岸町付近も接岸し、その時刻には周辺住民の目撃でイルカもしくはアザラシ、トドらしきものが閉じ込められていると認められていたようです。

16時頃、周辺住民漁業A木さんから羅臼町役場へ第一報。

16:06自分へ役場T氏から連絡が入りました。

『イルカが流氷に閉じ込めれれていて、今はまだ生きている』

その時点では1頭ぐらいだろうと思っていました。

日没が近づいていて画像が欲しい・・そう思い観光船各社へ連絡。

16:25知床財団T氏から第2報。

『ネズミイルカの群れで十数頭はいる』という話に2005年2月に起こった羅臼町相泊のシャチマスストランディングが頭をよぎりました。

その時の様子を『世界の川端さん』が撮影に間に合いました。

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なぜか、急にマスストランディングのことが気になり・・・

ちょうど事件が起こる数日前に記事を書いたばかりで不思議なものを感じます。

時間的に日没で中標津町に居た自分は間に合いませんが道中を急ぎます。

その日のことは2/7の記事として投稿しています。

深夜の海、流氷群と氷点下の海水。救出作業は2次災害の危険性があり無事を祈りながら帰途に

翌日、2/8北海道内各地は最凶寒波による荒れ模様で警報だらけです。

ところが幸い羅臼町は言うほど荒れず、作業が可能な状態。

早朝7時に現場に着くと前日まであった流氷は沖に去り海が開けています、既に『世界の川端氏』と北海道新聞記者古谷氏がいて、1頭の死体があるだけ、他はすべて助かったのではという話に1頭の犠牲で済んだのは幸いと思いました。

2人は現場を離れ、友人漁業者中陳君と作業開始。

波間に漂うその1頭を回収しに胴付長で海に入り、念のため消波ブロックを覗き込むと・・・・・

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既に絶命しています。

2人で慌てて周囲を捜索開始。

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まだ生きていますが、足場が悪すぎるうえに吹雪模様にと



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こちらは四角い囲みは既に絶命しています。

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寒い中、遺体回収作業をボランティアで中陳君も手伝ってくれます。

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こちらも生きていますが、乗り上げていて自力で脱出、出来ない状態で深く足の届かない自分は中陳君へ救助を要請。

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皮膚は剥がれ、あちらこちらから血が滲み、噴気孔からも血が噴き出して横になって泳いでいます(画像中央)。画像下部には死体

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心配そうに様子を見守る中陳君!

正直な話です、4頭の救出でどの個体も自然治癒は99.9%不可能と思われましたが、安楽死という選択肢は無いので祈るのみ。

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3頭確保したところで大勢の助っ人が来ました。

羅臼町役場、知床財団です。

こういう協力体制がしっかりできている所は世界自然遺産知床らうすの誇るべきところです。

他市町のストランディングに関わることも多いのですが、典型的な事なかれ主義、役人気質に嫌な思い、残念な対応に気持ちが荒むことがあります。

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さて、道路への引き上げを任せている間に捜索、

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押し寄せる流氷から逃れようと、岸部の消波ブロックに頭から潜り込んで絶命しました。
人や四つ足動物と違い後ろに進む、バックすることが出来ないので一度この狭い中に潜り込むと自力では脱出できません。
潜り込んだ先が顔を上げて呼吸出来れば生きていられたのですが、多くはそのまま呼吸できず溺れ死にました。

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やがて羅臼漁協も駆けつけてくださいました。

生きているイルカを役場『あきちゃん』にお願いし、沖へ出るように放してもらいますが噴気孔から血を流しながら舞い戻ってきます。

流氷の恐怖がそうさせるのでしょう。

何度もその作業の繰り返しに心がやられなければと思いました。

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人が岸から近寄れないところ、道路へ引き上げることが出来ない場所は漁協の船でお願いするしかないです。

12時を前に天候が悪化してきました。視界が利かなくなり流氷の動きが変化しはじめ、危険な為その日の作業は中止、道路へ引き上げたイルカは既に積み込み完了し、船に揚がったイルカは羅臼漁港へ

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船には4頭。

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役場トラックには5頭。

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すぐに漁業者がボランティアでタイヤショベルを用意!(羅臼素敵です)

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4頭は自分のトラックへ積み込み、合計9頭を引き渡し場所へ搬入。

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引き渡し場所で大学のトラックへ積み込み8日の作業を終了しました。

画像が不鮮明なのは某愛護団体がこれらの活動に対してクレームを入れたらしいので学生及びトラックの鮮明なものはボカシを

これらの貴重な資料は『バイオミメティクス分野、医療分野など彼らが保護するものに対しても恩恵が受けられるということをわかってくれないんですよね!

これは頭の固い自治体にも言えますが!

その日の北海道新聞夕刊に掲載されました。

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早めに掲載していただいたことで誤解や攻撃的な憶測が先走りせずに済み、新聞社に感謝です。

というのも、引き揚げ作業や港でイルカの吊り上げ作業を観光客らも撮影していて、違う取り扱い方をされかねなかったので予防線として大事なことです。

鯨類については外国人ほどヒステリックですからね!



家に戻り、翌日の予定についてやりとりしながら・・・『俺は何をやっているんだろう』と眠りに入る。



2月9日快晴です。

干潮時刻が午前11時頃に合わせて10頃に現地集合ということに

冷え込みましたね!

満タン充電のデジカメが外ポケットだったのでいきなり電池残量がありません表示

誤魔化しごまかしの撮影ですが、スローモーでピントが合う前にシャッターがゆるりと・・・

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滑り落ちないように、転ばないように!

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昨日に引き続き道新記者(上)も手伝います。

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尾の部分はキタキツネに喰われました。

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流氷漬けです。

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回収個体で一番デカい200k超を抱え出す作業。

さらに捜索範囲を広げて確認しましたが3頭の確認で済みました。

引き揚げ可能な現場まで海の中を歩きます。

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足元が不安定ですし、引いていくイルカが波や岩に引っかかり予測不可能な動き・・・

自分じゃないですが・・ご本人の名誉のため言いませんが・・・氷点下の海水に・・中に・・・響き渡る悲鳴が素敵です

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大学も現場に到着し3頭積み込みました。

合計12頭は全て東京農業大学オホーツクキャンパスに搬入。9日早朝から東京農大、北海道大学、帯広畜産大学の学生、研究者らが集まり解剖検査が始まっています。

新鮮な個体からは貴重な情報がたくさん得られます。

ウィルス分野、遺伝子分野など、国内各地の大学や研究機関の要望に応え、それらの貴重なサンプルが送られて研究、やがて世に還元されるでしょう。

地道な作業ですが、気になるのは国がこういう研究分野はじめ教育予算を縮小していること、近い将来、ノーベル賞は日本から輩出されなくなるだろうと言われています。

未来に投資できない国、伝統文化技術を守れない国は亡ぶと言われていますね

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記事の中で一人で作業したようなイメージがありますが違います。
『枝幸町でもシャチが犠牲になったケースが過去3件報告されている』とありますが正しくは『犠牲になったケースもあり、流氷での集団座礁ケースが過去3件報告されている』でしょうかね

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1977年枝幸町でのシャチ8頭マスストランディング記事です。



今回の座礁が起きた位置、遺体回収した位置について表記しておきます。

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流氷でのこういうマスストランディングは知らないだけで実は頻繁に起こっているということを自分も感じていましたが、2006年に斜里町の知床博物館研究報告にも同様のことが書かれていますので紹介。

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赤枠の中にもあるように、2006年の7~8年前?同様にイシイルカの羅臼でのマスストランディングがあったようですが、当時はこういう報告やネットワークが確立されていない時代でしたのできちんとした記録に残っていませんね!

自分が知っている流氷によるマスストランディングの記録です。

1977年2月5日  枝幸郡枝幸町 シャチ♂7頭、メス1頭、合計8頭。
2004年2月16日 枝幸郡浜頓別町浜頓別 ネズミイルカ約30頭(生存)
2005年2月7日  目梨郡羅臼町相泊 シャチ♂2頭♀8頭(生存1不明2)合計12頭
2005年2月27日 択捉島別飛  シャチ6頭(雌雄不明)死亡5頭、生存1頭
20015年2月20日 野付郡別海町野付半島 イシイルカ2頭、同じ時期に近所でも同様のストランディングあり。http://kujira110.com/?p=1681

そして今回。

2月はまだ海氷面もあり逃げ遅れる鯨類が多いということなのでしょう。

なんかまだまだ書き足りないことがある気がしますが、ここからは鯨類研究者らがやることです。


こんなことやっていますが、実は鯨類もイルカも好きなわけでもなく、単に好奇心だけで動いています。

良い言い方をすると『少年の心』

普通に考えて『ガキ』です。

でもいいじゃないそんなの一人ぐらい居たって!


エゾ鹿有害駆除3回目

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2月17日、3回目のエゾ鹿有害駆除です。

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むさくるしい漢共集合!

前日までの観察、下見でいくらか成果が期待できそうな気が朝からしていました。

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某地点での餌付けが功を奏し、2頭が人目を気にせずにいるのですが、念のためギリギリ近寄れるように塹壕掘りしました。

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そして、奥からその2頭の身柄を確保!

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続いての場所です。

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拡大するとこんな感じ!・・・わかりますよね?

住宅地、しかも国道越しの発砲というわけにはいかないので、山に待ちをかけて追い出そうと!

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みんなで山登り展開。

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等間隔で配置につきます。

最後に自分が鹿の目の前に出て山側に追い出そうとすると・・・・国道側に下り、防雪柵と植林された松の間に入り込んで動こうとしません!

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山はヤバい(追い立てられる方向)・・・わかるんでしょうね?

しかし、そうでもなかったようで…単に高齢で雪山に向かう体力も無いことが判明!

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痩せこけていて春までは持たなかったでしょうね・・・逃げようと最後の力を振り絞り国道へ・・・そして海へ出ようとして防波堤を乗り越えたところでブロックの間に窒息する形で・・・・

プロレス技で言う『サバ折り』でしょうか?

この後、皆で引き揚げましたが既に昇天!

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午後から本命の巻き狩り!

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こちらも少ないながら取りこぼしなく身柄を確保することが出来ました。

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川の中を逃げようとしましたが、その上にずらりハンターが並んでいました。

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回収作業は転倒の危険がある中、役場職員に2階級特進をかけて頑張ってもらいました。

川は血の色に染まって・・・栄養となり海へ・・・命の循環です?

この日は全ての箇所でパーフェクト!

すべての回収作業が終わる頃、激しく雪が降りはじめ吹雪模様に!

来週へつづく






CAFE TRUNK 

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とらんく・・・と読むらしい?

先週、別海町にあるパンケーキのお店に行きました。

当地では有名で客足が途絶えることが無いお店です。

昔あった駅の中心部、向かいにはホームセンターやら食品スーパーやら、ドラッグストアーやらがあり、一見するとお店があることを見落としてしまいます。

ええ~と。。なんていったっけ?

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名前は失念しました。

老化という奴です。

ここで失敗・・・少し不安はありました。頼んだコーヒーについてきたミルク・・・黙ってブラックで行けばよいものを、貧乏人はもったいなく思いミルクを注ぎました。

ほんの5mlほど!よくあるカップのコーヒーミルクではなく、牛乳のようです。

これくらいなら乳糖不耐症でも大丈夫では?

続いて

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すとろべりーなんちゃら!

ペースは一気に落ち、最後は食道の真ん中付近で止まったままです。

前かがみはアウトですが、しばらく歩いたりしていれば万有引力が何とかしてくれます。

自宅から車で1時間弱、近くに無くて助かります。

有れば常連間違いなしですし、女性陣の白い目に耐えられる精神力も鍛えられます。

帰宅後、コーヒーから6時間ほどで乳糖不耐症の症状が出ました。

ほんの少しでもダメなものはダメです。


バックストップが無い

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週明けから暖かくなりました。

昼間はプラスになることも!

強風が吹き晒す標津町との町界付近にある牧草地にはそのおかげで越冬地から鹿が来るように!

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羅臼町と標津町の間を流れる植別川という1級河川があるのですが、対岸の標津町の森が大規模な越冬地となっています。

問題は矢先が許可の無い標津町側に向くこと、しかもバックストップがありません!

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数十キロ先まで人家道路の無い原生林とはいえ、昨今はスノーモービルや徒歩で入る人は珍しくありません!

これから、春先はここで越冬した鹿が大挙して羅臼へ移動します。

可能な場所を見つけても・・・みんなで『ドン』でも獲れるのはせいぜい数頭なんですよね!

数キロ先の森に人がいて・・・なんてなると大変なので無理かな?

謎の建物

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エゾ鹿生息調査と鳥類天然記念物調査と未発見の遺跡調査を同時並行で山歩きで探しています。

いくらかのアルバイト賃も出ますが、趣味3つ、体力作りも兼ねるのでお金より価値がある毎日です。

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ひたすら鹿の居ない山を登り詰め、鹿がいるであろう山肌が見れる位置まで移動です。

空振りになる時も多いです。

でも居なければ居ないで、当日空振りよりはましです。

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さらに、巻き狩り予定地に新たな猛禽類の巣が無いかも確認します。3月から抱卵が始まるので、巣だらけの羅臼ではその位置や、使用状況の有無の確認が重要になってきます。

巣があればそこはもう使えないので頭を悩まします。

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高い所に上がれば上がるほど眺めは良いもの!

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カバノアナタケ、昨年は頼まれて段ボール160サイズ2箱分採取しましたが、今年はいいでしょう。

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知床半島が出来始めてから何度か隆起が停まった時期があり、その時の海底の平らな部分が現在の標高200m付近にあり、その一帯は比較的平坦です。

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やがて、道路も何もないアクセスの容易ならざる場所に忽然と建物が?

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なぜ?こんな場所に?どうやって?なんなの?

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光の入らない構造、でもモルタル造り?屋根の造りは時代を感じさせます。

何よりも異様なのは分厚い鋼鉄製の頑丈な扉と鉤

関わってはいけない…鳥肌が立つような感覚です。

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更に少し離れた場所にもう1棟?

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こちらは小さいけれど同様に頑丈に!

あまりの頑丈さに、危険なものが入っていそうです。

戦前戦中の物か?

戦後だったとしてもこんな山奥に・・・

触れてはいけない・・・第6感が盛んに警報を出すので現場を後に!

世の中には知らない方が良い物がたくさんあります。

これもそんな一つなのかもしれません!

下山間際、アイヌチャシの可能性を疑っていた場所を探索!

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人口的な痕跡はなく突き出た大地の根元が自然浸食で壕のようになっていただけでした。

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帰りの山行は死の匂いを嗅ぎ分けてカラスが後を付けてきます(ハンターアルアル)うるさいんですよね!

次に行ったときには建物、忽然と無かったりして

相泊温泉

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秋以降の時化で埋まると施設として終了となる相泊地区の海岸にある天然温泉。

冬になり流氷が岬に廻り込むとどんな嵐でも海岸に打ち寄せる波が殆ど無くなります。

つまり、埋まることが無くなるということです。

いつも思うのはこの時期ぐらい青空で良いので掘って置いてくれないかなと?

高温なので掘ってしまえば雪で埋まることはありません。

湯音調節は雪や流氷で各自が行えばよいという野性味!

国内唯一の流氷を目の前に見ながらの露天温泉を3か月の波立たないこの時期に放置しておくのは観光的にとても勿体ないと思うのです。

ちょっとだけ見に行きました。

そしてちょっとだけ石をどけてみました。

するとどうでしょう、温泉が!

無茶苦茶熱くてゴム手袋でもキツイ、長靴も熱を通して大変!

いつの間にか童心に帰って夢中に!

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                       (画像はまだ半分)
大人が余裕で横になれる湯船の出来上がり!

油が浮いているように見えるのは光の屈折の関係で、透明です。

熱すぎるので、流氷の塊を幾度となく投入し湯音調節!

良い湯加減でした・・・少しの間・・・煮物になる前に退散。

仲間が10人くらい居れば、完全に手掘りでも掘れるんだけれどね!


エゾ鹿有害駆除4回目

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2月最終日、3月以降は猛禽類の繁殖時期と重なり、駆除現場に制限がかかります。

午前の部はそんな制限現場を最後のチャンスとして行いました。

参加者で最も若いN君を連れて中年と初老親父が登り詰めますが・・・どうしたことか遅れ気味です?

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どうも彼女が原因の寝不足気味のようです・・・若者アルアルですが我々の時はむしろ体が軽くなったものです

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ご覧ください…軽々とサクサク

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山の中に自然死した遺体がありました。辺り一帯の笹や食せる樹皮は無いので厳しい寒さが続いた時にもたなかったのでしょう?

やがて鹿の群れの背後に廻り込むことに成功し、3人がかりで待ちの方向へ追い立てて行きました・・・逃走中の足跡も向かっています・・・が・・

途中で見失う足跡が濃すぎて・・・・・どこかで我々をやり過ごしたようです。

結局、午前の部は大量の姿を見ただけでその後は逃走する姿さえ確認できず完全に雲隠れされちゃいました。

おそらく、ちょっとした陰に全頭潜んで完全に人の気配が無くなるまで動かずにいるんだと思います。

鹿たちも慣れたもので何度も有害駆除の現場をくぐり抜けた優秀なリーダーが群れを統率しているのでしょう。


午後の部

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捜していると川を挟んだ対岸にシルエット確認!

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2頭居ます。

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オス2頭です。

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対岸から手前の牧草地へとゲンタの出番です。

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ベテランハンターの出番!

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でかい!

角が見事でしたが、土地所有者が欲しいというので繋がった状態で取り出しお渡ししました。

4日目はオス4頭の成果で終了です。

今年は二桁の日があるのだろうか?



アリータ・バトルエンジェル

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25日、それまで連日の山間部歩きで足の筋肉が悲鳴を上げて来ていたので休養日に!

気になっていた映画を観てきました。

映画は映画館派です。

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アリータバトルエンジェル

よくできています。

CG凄いすね!

原作は日本の漫画だという、最近日本の物を映画化するというのがよく見られますが日本の映画会社がやるよりもハリウッドなどがやる方ががっかりさせられることが無く安心です。

進撃の巨人や宇宙戦艦ヤマトなどあまりの不出来に金返せです。

映画はとても面白かった。

良いリフレッシュになりました。

有害駆除の下見②

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友人らが冬山を楽しんでいます。

頂上を目指し、風景を楽しみ、まさに満喫しています・・が自分は同じ冬山でも高くて標高500mほどを行ったり来たり、風景ではなくひたすら動物たちの痕跡を探す毎日です。

そして、それは意外と楽しい上に運動不足解消、日曜日への成果と繋がるわけです。

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高所は場所により強風で雪が吹き飛ばされ、鹿たちにとって貴重な餌場になるところがたくさんあります。

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古い樹皮剥ぎの痕ですが、これは生き抜くための最後の手段で今年の道東は雪が少ない上に狩猟自粛で鹿たちにとっては良い年です。

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毎年、変わる越冬地も有れば、しつこく利用する越冬地もあり、そこを捜しだし、どうするかっていう話ですが、ほとんどは諦めるようなところばかりです。

冬場の森では野鳥が良く目に付きます。

ケラ類は当然ですが、ワシ以外の猛禽類も、シマエナガもいるらしいのですが気が付いたことはない。

時々、モモンガのコロニーも目に付きます。

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松の葉の食事の痕

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この木のどこかに巣があるようです。

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松は羆がよく手をかけるのでこういう跡を時々見ます。

最近、友人からエゾモモンガの巣穴を紹介して欲しいと言われ、数ある中でも最も濃いコロニーを紹介しましたが、氷点下の日没後まで粘り撮影にこぎ付けたようです。

執念て凄いです。

じっと動かず何時間でも粘るわけですが、自分ならしびれを切らして巣穴のありそうな木を叩いてしまう。

実は本人には言っていませんが、その現場は昭和初期の廃道近くで凄惨な事故・事件があった場所にほど近く、犠牲になられた方が今でも彷徨い歩いていると言われ、小学生ぐらいまで目撃談を聞かされていたものです。

なので、昼間以外は絶対に近寄らない。

知らぬが仏とはまさにこのこと!

そう・・・俺の善意にはネタになりそうな裏があるということを友人はまだ学べていない

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日没30分前、保護区の隣の牧草地にうじゃうじゃ出てきました。

撃ち下せる角度、場所を確保したので日曜日は何とかなりそうです。


ブログ・・・オワタ!

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自分達利用者に通知されました。

日記みたいな意味もあり、記録としても重宝し、記事は約3000.画像に至っては2万点以上です。

馬鹿な内容もありますが、貴重な画像や記録として残しておくべき記事もありますので終了と同時にすべてが消えてしまうのは困ります。

さて、どこかに移行すべく思案中ですが、そもそも以前の記事をスムーズに移行できるのかはなはだ疑問です。

最悪、印刷するしかないのでしょうかね?
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