知床は羅臼の奥、終点の相泊からトッカリ瀬までの往復をやってみました。
25日、極度の不漁でこの日は沖休み。
行方不明の学生を捜索するわけでは無いですが、ビーチコーマーとしては何もしないで祈っているよりはましです。
波打際よりも藪の方に注意しながら。
エゾ鹿の頭骨なんかも見えています。
今でもこの瓶はあるのでしょうか?
糞を見る度に骨が入っていないか確認。
漁食の糞ですが、漁骨が無いということはグルメな喰い方しています。
夏場の餌が無い時期に岩場のツブまで食べてしのいだのですね!
セリ科植物の種が混じっています
3年ぶりの道中は懐かしいというか、こんなところを子供たちに歩かせたのか?
よく、鉄砲なんか持って歩いたものだと齢を感じながら思いましたね!
クズレ浜の道中,地質愛好家なら大好きな風景!
観音岩が見えてきました。
一応、難所とされている崖登りですが、腕力さえあれば何の問題も無いです。
崖登りの下に取り付いて、中腹まで登ったところで何かが慌てて移動していきました?
進行方向とは違う交差するように山側に登って行ったその後ろ姿は黒かった!
びっくりして一度下がり、声出し!
油断して、初歩的なミスを犯しました。
やがて登り切って黒いのが居たであろう、海側の頂上へ行くとそこには?
持ち込んでいたカラフトマスがたくさん
居たのはちょうどこの部分となります。下からは見えないんですよね!
岩が観音様に似ているということでの由来なのか、その後たくさんの観音様が祭られています。まるで霊山というか、霊地みたいにそれこそ大小沢山!
てっぺんから見下ろす海は高所恐怖症でなくとも縮みました。
中腹に降り立つと別な観音様の前には蝋燭などを灯した跡がありました。
神仏どうでもいい自分ですが、流石に神妙に手を合わせましたね!
観音岩を乗り越えて下りて行きますが、黒いのは左手の崖を登って行きましたがすっかり道が出来上がっていました。
色々あったトッカリ瀬が見えてきました。
トッカリ瀬の湾内の風景ですが波浪時は近寄ってはいけない場所です。
湾内奥からの風景!
湾内を抜けた後の風景ですが、波浪時はこの岩場を波が洗います。
崖を登って高巻くのは1日がかりなので中止か停滞でしょうね!
もう一つの難所。
干潮時で平穏ならこの風景ですが、荒れれば絶対に近寄ってはイケマセンし熊さえ行かないでしょう。
海岸トレッキングでは潮汐も入念に調べる必要があります。
ヒグマボートクルーズの船が怪しみながら通過していきました。
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ここで引き返し帰りの道中はサケマスの遡上見学。
殆ど魚道の無い川を必死で登っていますが、物理的に増水しないと無理なのでどんどん死体の山が!
労せずして簡単に手に入るので入れ代わり立ち代わり黒いのが来ていますが、観音岩で見かけたのは力の弱い個体なのでしょう。
安心して食べることが出来るのがその場所だったわけで、可愛そうなことをしました。
川から溢れかえるマスを見ながらそのほとんどが産卵できずに死に絶えるのをみながら、何とかならないものだろうかと思いましたね!
学生さん、見つかりませんね!
親になって思うのは自分より先に死なれるのは勘弁して欲しい。
見つけてやりたいものですが、こればかりは!
秋の穏やかな海、風景を感じながら、
『あの日がこんな日だったら良かったのに』