6年前、奈良県警に逮捕された医師が勾留中に死亡したのは、警察官による暴行が原因だったとして、法医学の専門家が刑事告発しました。
6年前、当時大和郡山市にあった「山本病院」の医師が(54)肝臓手術のミスで患者を死なせたとして奈良県警に逮捕されました。逮捕当時、医師の健康に問題はなかったといいますが取り調べが続く中、19日後に死亡。警察は「急性心筋梗塞だった」と発表しましたが、遺族は納得できなかったといいます。
「亡くなった当時の警察の対応があまりにもひどい状態だったので…」(医師の妻)
遺族が遺体の鑑定書を請求したところ、なぜか全身に皮下出血が。特にひどかった右脚はどす黒く変色していたといいます。遺族から相談を受けた法医学の専門家は、取り調べ中に警察官から暴行を受けた疑いがあると指摘。このけがが原因で「クラッシュシンドローム」と呼ばれる状態に陥り、急性腎不全を起こして死亡した可能性があるとして、奈良県警に告発状を提出しました。
「あれだけ広い範囲に打撲を受けて出血している。常識的に考えて足を蹴られたんだろうと」(岩手医科大学法医学 出羽厚二教授)
奈良県警は「告発状の内容を検討中でまだ受理していない」としていますが、警察官の暴行は否定。右足の皮下出血については、こうコメントしています。
「医師には大きな音を立てて足から座る癖があり、その座り方によってできた傷だと考えている」(奈良県警 監察官のコメント)
告発状を提出した法医学の専門家は―
「奈良県警にとっては言わば身内が疑われている。これを本当に調べることができるのか。残念ながら日本のシステムでは他に訴えるところがない。ぜひ今後の経過をよく見ていただきたい」(岩手医科大学法医学 出羽厚二教授)
6年前、当時大和郡山市にあった「山本病院」の医師が(54)肝臓手術のミスで患者を死なせたとして奈良県警に逮捕されました。逮捕当時、医師の健康に問題はなかったといいますが取り調べが続く中、19日後に死亡。警察は「急性心筋梗塞だった」と発表しましたが、遺族は納得できなかったといいます。
「亡くなった当時の警察の対応があまりにもひどい状態だったので…」(医師の妻)
遺族が遺体の鑑定書を請求したところ、なぜか全身に皮下出血が。特にひどかった右脚はどす黒く変色していたといいます。遺族から相談を受けた法医学の専門家は、取り調べ中に警察官から暴行を受けた疑いがあると指摘。このけがが原因で「クラッシュシンドローム」と呼ばれる状態に陥り、急性腎不全を起こして死亡した可能性があるとして、奈良県警に告発状を提出しました。
「あれだけ広い範囲に打撲を受けて出血している。常識的に考えて足を蹴られたんだろうと」(岩手医科大学法医学 出羽厚二教授)
奈良県警は「告発状の内容を検討中でまだ受理していない」としていますが、警察官の暴行は否定。右足の皮下出血については、こうコメントしています。
「医師には大きな音を立てて足から座る癖があり、その座り方によってできた傷だと考えている」(奈良県警 監察官のコメント)
告発状を提出した法医学の専門家は―
「奈良県警にとっては言わば身内が疑われている。これを本当に調べることができるのか。残念ながら日本のシステムでは他に訴えるところがない。ぜひ今後の経過をよく見ていただきたい」(岩手医科大学法医学 出羽厚二教授)
これが事実ならとんでもない話です。
昭和戦中戦前の特高警察じゃあるまいし、平成の世の中にこういうことが行われていたとしたらどこの国だって話です。
最後の記事にあるように奈良県警に大和魂、武士道サムライ精神があるかどうかです。
まさかの特定3国、同様であっては笑えませんね!
今回の事件を受けて思ったのは警察云々よりも、10年以上前に起こった産婦人科医への逮捕実刑です。
この時も高齢出産に伴う事故で遺族が訴え、警察が逮捕実刑となったわけですが、全国の医師から異を唱える訴えが上がりました。
この事件を機に全国の産婦人科医は激減の道を歩み医療過疎に拍車がかかりました。
当然ですよね!人間だって動物です。一般に安全とされるのは女性では33歳とか言いますが、20歳代でしょう。
事故は起きてはなりませんが、医師も人です。失敗経験のない医師はいないわけで、そこから学び、より腕を上げていくわけです。
殺さなければならなかった奈良県警の理由はなんでしょう?
功を焦ったのでしょうか?