8月から入院するにあたり、様々な先にやっておかなくてはならない事案について処理すべく、木曜日の午後釧路に向かいました。
木曜日の夜から道東は荒れる予報で金曜日は既に休むことにしたこともあります。
道中は警察にもお呼ばれし、粛々と・・・・極悪非道残虐な行為のきっかけとなった資料の新たな提出をしてまいりました。\(≧▽≦)/
全ての用事が終わり帰途に着こうと思ったのですが、疲労も重なり片頭痛、明日は休みでもあるし豪雨の中、無理をしても事故る可能性があり宿泊しました。
早朝、一本の電話が?
同じ町内会でお世話になっているサケ定置網会社社長からです。
ミンククジラのストランディング情報です。
こんな時に限って釧路!
すぐに関係機関に連絡、特に役場との連携は大事です。
今、おそらく北海道内で素早くこういう事案に対処できる行政は羅臼町が一番なのではないでしょうか?
これはひとえに世界自然遺産登録が大きかったうえに、2005年2月7日、シャチの大量ストランディング事件がその後の町としての処理方法に大きく作用したことは言うまでもありませんかね?
大きなクジラのストランディングがあった場合、見つけた奴がとか、触った奴が個人で何とかしろという現行法は実に馬鹿げています。
何せ全長が数メートルから10数メートル、重さが数トンから20t近くまであるわけですから!
過去に一度これで嫌な思いをしていますが、その点については以前書いたので省略します、ただ当時のストランディング関係者の対応が今の自分の行動に繋がっていると言えます。
さて、ミンクの報を受け、安宿を飛び出し、吉野家で朝食、激しい雨の中、羅臼へ向かいました。
途中、標津町伊茶仁の漂着死体とオジロワシ!
すぐ近くには熊回廊があるので大丈夫・・・・・かな?(熊は数キロ先から匂いをかぎ取る)
頑張ったおかげで・・では無く、少し手配に時間がかかったおかげで回収に間に合いました。
ちょうど吊り上げている最中!
美味しそうなミンククジラですが、体内の醗酵が進み漂流していたのが地元定置会社の網に寄りかかっていました。
船の航行に危険があるということで回収を引き受けてくださり漁港まで曳航、自治体が回収し処理するわけですが、自分はストランディングネットワーク北海道の会員(らしい?)ということで検体採取です
これが一昔前の羅臼町、あるいは他の自治体ならばこうは行きません。
いろいろな行政機関をたらい回しにして右往左往するのがオチ!
トラックに積み込んだ際に噴気孔から、体内のガスとともに血飛沫と胃内容物が噴射!
風下に居たら・・・・
サティアンへ向かう道中!
当然、道路上は熊の糞だらけなので臭い取っているでしょうね?
施設内に到着しました。
悲しい目をしていますね!
おおよその体長を計っている。
正確な計測の仕方があるのですがそこまで準備が整いませんでした。
8月からの入院に備え、自分はその期間対応ができないので画像の青年にすべてを託しました。
検体資料の採取をやらせておきます・・・・というか押すという動作が自分は出来ないので!
初めて触る鯨類に感動しきりでしょう。これを否と感じるかどうかは個人の性格によるでしょうが漢はかくあるべきです。
せっかくなので
お口!
下顎の中、タンが見えますね!
上顎の中!
噴気孔!
トラックに積み込んだ際に噴き出したオキアミが付着しています。
それにしても鮮度は良かったので、肉はまだ十分に食べることが出来ました。
そう言えば、髭って欲しい人とか居たんでしょうか?
次回、機会があれば採っておきますので、希望者はご連絡を!
そうそう、自分はこういう関係の画像は一切ボカさず載せますがそれには真面目な意図があります。
『こういう画像を載せるにあたり残酷だとは思いませんか』と言われましたが、真実をぼかす方が悪だと考える自分ですのでいずれ説明したいと思います。