所用で羅臼を留守にしている間に一本の電話が入りました。
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港の中にイルカの子供が泳いでいるという通報!
如何せん網走に居た自分はすぐには戻ることもできず。日没ぎりぎりに到着しました。
漁港内には酸欠の金魚状態のイルカが1頭?
盛んに頭を出しては呼吸を繰り返しています。
種類はイシイルカ型のイシイルカです。
春に生まれた間もない子供ですが、まだ自分で魚を獲る事は出来ません!
つまり乳飲み子です。
昨日から本日にかけての強風を伴う時化で親とはぐれたのでしょう。
息継ぎがまだ時化の海ではおぼつかない子供はこの時期アザラシ同様命を落とします。
今日は夕方になってもまだ羅臼は風が収まりません!
呼吸が少しでも楽な沿岸に近寄り、漁港内に迷い込んだのでしょう。
ひたすら漁港内をグルグル泳いでいますが、見ていると消耗が激しい。
鯨類に詳しい、北海道大学のストランディングネットワーク北海道M先生にお伺いしたところ、保護しても助けることは難しく、そのことで死期を早め結果的に不幸なことになるという。
それこそ、クジライルカにうるさい愛護団体の格好の標的となります。
ましてや自分ですから、また刑事告発ですね!
最善の方法があるとしたらイルカ飼育でノウハウのある水族館辺りが収容すると助かる確率が高いのですが、最短でも小樽でしょうか?
ましてや縁のある福島アクアマリンではどえらいことどす。
ああ~、そうそう、愛護に言わせると水族館も動物園も悪でした。自然に還すことが難しい動物の保護に寄与しているという面を彼らは知ろうともしない!
明日の朝一番に行ってみますが、きっともう見当たらないでしょうね
多分、底に!
広い外海に出ても、親と出くわす確率はほぼ無いでしょう・・・それ以前に泳ぐ体力も無いはずです。
実はイシイルカ・・食用にもなりますが流石にそれは!
不幸な結果となって収容できた時は大学と連携し、適切に処理いたす所存です。