日曜日、消防団の定例訓練が終わった後、途中から駈けつけました。
知床世界自然遺産においてシマフクロウの観光利用についてらしいです。
羅臼町ではチトライ川、川岸にある『鷲の宿』において常時シマフクロウが観察できる状態です。
実は餌付けが行われていて、すっかりフクロウがそれに慣れているわけでもあります。
この餌付けについて昔から、環境省はじめ関係機関は止めるようにということでしたが、最近その方向性を変えなくてはいけない事態になりました。
SNSの発達でシマフクロウの撮影ポイントや巣の位置などが普通に知れ渡るようになり、一部の不心得者が悪用する事例が出てきています。…と言っていた!
希少種です。
しかも夜行性!
そう簡単には見ることが出来ないわけで、一部のカメラマンやガイドが不必要に子育て中に近寄ったりするわけです。
それらを防止する意味からもあえて、ここを利用してはどうかという提言と受け取った!
話しの中で、一昔前とは違い様々な工夫で野生に近い状態で餌を取れるように、照明も工夫し影響の無いように、その他にもいろいろやられていることがわかりました。
でも、思ったのはカメラマンは撮影する中でどんどん欲が出てくるだろうなと!
鷲の宿で撮影しても、どれもこれも誰が撮影しても似てくるわけです、するともっと違う画像を欲し、別な場所へなんてことで続くような気がします。
とりあえず、鷲の宿のシマフクロウの餌付けは公認という形になりそうな気配でした。
その代り他はダメだよと!
他にも羅臼では冬の間の観光船によるワシ類の餌寄せが問題ではということが出てはいますが、これもまた黙認されるように思います。
特に根室支庁管内のワシの飛来数がダントツで多いにもかかわらず狩猟による鉛中毒が発生しないのは、観光船の餌寄せや漁業者の雑魚の投棄がありそれに依存していることも大きいと思います。
環境省や関わる方々の餌付けは給仕なので良いと言う考え方はわからなくもないですが、素人目にはきっと区別がつかないでしょう。ましてや、丹頂鶴なんてもう止めるべきですがね!
さて、シマフクロウの巣ですが多くは最近巣箱になっています。
その場所は関係者以外秘密でもちろん部外者の自分にも教えてくれません!
でも、歩けばぶち当たるわけで、悪徳業者もきっとそうなんでしょう。
マズイのは猟区にある場合!
実は時効だと思うので言いますが、今年の1月、某ポンあれこれ川で鹿を追いかけていまして、松が密集している場所の根元に鹿が居ました。
衝撃音とともに鹿は崩れ落ちましたが、なんとその小さな松林からシマフクロウが飛び上がりました。
鹿のそばに行き見上げると、その松林の中心にある広葉樹に巣箱があるじゃない!
『やっべぇ~!』![]()
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その後、特別天然記念物シマフクロウはどうなったのか?
巣を放棄した可能性もあります。
わかっていれば避けようがあったのですが!