自分は立派な解体施設を所有していないので青空解体です。
まぁ、漁業関係者が船の上や岸壁で魚を捌くのと同じようなもの?
狩猟で捕獲したエゾ鹿は冬の間、冬眠している漁港へ持ち込んで養生させます。
海水温は時間帯にもよるでしょうが0度±2℃くらいで、細部にわたる血抜きも兼ねます。
さて、溜まっていたエゾ鹿の解体を昼から始めました。
外気温は氷点下2度くらいらしい?
重りを外し、浮き上がってきたエゾ鹿たち!
脂肪分をまだ蓄えているのですぐに浮き上がってきますが、3月くらいになると、重りをつけなくても沈むことも多いです。
ちなみに、オスで繁殖活動に参加しているデカ角連中はタマタマの重みで例外なく重りなしで沈みますね!
これらの法則に則ると、羅臼の漁師にカナヅチが多いのもよく理解できます。(ちなみに自分もカナヅチです)
最初に子供2頭、続いてメス1頭・・・ここまでで開始から1時間です。
次に、デカオス・・・・これが重いの重くないの重いんだけど!
1頭捌くのに1時間かかりました。
脂肪が固い蝋燭のようになっていて簡単ではない!
なんとか捌いたのですが、この4頭目以降は全てデカオスばかりでその上、気温が下がってきたこともあってすっかり戦意喪失です。
明日から続く吹雪4連戦後に対応したいと思います。