この時期になると沖合で操業中、よく蝙蝠が船の周りを飛んでいます。
条件としては無風に近く、霧が発生していることが条件ですね!
当然、夜間の操業中ですが明るくなる前にほとんどのコウモリは陸に向かって飛んで逃げ切ります。
しかし、時々間に合わないというか、横着して船のどこかに隠れ潜む個体が居まして、そんな蝙蝠が動き出した船に驚いて飛び立つわけです。
すると、船の周りに居るオオセグロカモメが襲い掛かり空中で丸呑みします。
このカモメは悪食で様々な問題を陸上でも起こしているので狩猟、有害鳥獣にして欲しいくらいです。
先日、このオオセグロ2羽の攻撃を受けて必死に逃げ惑うコウモリを見つけたので、わざとスピードを落としてみるとコウモリが自分の目の前に逃げ込んできました。
即座に身柄確保です。
連れ帰って、夜間に放すとしてとりあえず種類が判らないので撮影し専門家の意見を聞きました。
幸い知床らうす観光協会にはコウモリが好きな?方がいたので撮影協力をお願いしました。
全体像!
種類判別のための撮影! これが一人ではできない!
このあと、こうもりはここに預けて暗くなったら放すようにお願いしてきました。
昼間だとあっという間にカラスかオオセグロカモメにパクリですからね!
午後8時頃、無事担当された方から放しましたとメールが入りました。
今年も7月26日深夜から27日早朝にかけて海の上でタモ網を振り回そうかと考えていますので、関係者の方々は頭に入れておいてください。