ちょうど揚がってくる時期と言えばそれまでですが、奇跡だと思います。
転落した現場から20kmほど南下した形になります。
秋になり大きな台風も2回来ましたし、どちらかというと北西の季節風が吹く時期です。
多くの漂流物は国後島側へ行くのが普通ですが、途中にあるたくさんの定置網や養殖施設に関わることなく漂着したのはきっと、一度沖へ出されたのでしょう?
普通ならそのまま対岸に行ってしまうわけですが、戻ってきて熊の食害にも会わない場所に漂着し、直ぐに見つかった。
帰りたかったのでしょうね!
ご家族関係者も、一緒だった友人もこれで止まった時間が動き出すでしょう。
『かわいい子には旅をさせろ』
そうは言っても、帰って来てくれないことには始まりません。
楽しいはずの旅、冒険で命を落としたことは残念ですが彼の死を無駄にしないためにも今後こういう事故が起こらないことを祈ります。
そういう自分、来年お盆に2泊3日で往復してみようと思っています。