<女性ハンター>滋賀の22歳、獣害抑止へ奮闘
毎日新聞 1月26日(日)14時29分配信
◇父からコツ 獣害の抑止へ
カサッ、カサッ、カサッ……。
--来たっ、シカだ。
カサッ、カサッ、カサッ……。
--来たっ、シカだ。
山から戻り、猟の仲間と暖を取る福原さん(右端)。おっちゃんたちと会話が弾む
森は冗舌だ。清水のしたたる音、鳥の鳴き声、木々のざわめき。中に身を沈めると、交響曲さながら多彩な音に包まれる。待ち続け、ついにその足音が軽やかなリズムを刻んでやってきた。銃口を向け目を凝らす。まだか、まだか。胸の鼓動が高くなる。
【文・西村浩一、写真・川平愛】
滋賀県甲良町の福原晴菜さん(22)は、小学3年の時から父に付いて山に通った。父の背から伝わる緊張感。20歳になったとき、すぐに狩猟免許を取った。今も小学校に勤めつつ、日曜日は中高年のおじさんたちと山に入る。
猟場は琵琶湖東部、多賀町。犬上川上流の標高1000メートルを超す、鈴鹿山系に続く森だ。一帯ではシカやイノシシが増え、夜にはふもとの田畑を荒らし回る。絶えない食害に耕作を放棄した人も多い。
シカやイノシシなどによる農業被害は全国で200億円を超える。最近は、街なかへの出没も頻繁になっている。環境省もここにいたって、野生動物の管理という観点からハンター育成に乗り出した。かといって、経験と勘が大切な狩猟の技術は一朝一夕に身につくものではない。山を歩いた距離だけ、動物に出合った回数だけしか上達しない。
滋賀ではシカなどの猟期は3月15日まで。この時期、犬上川上流は積雪が1メートルを超えることもある。若き女性猟師の奮闘は続く。
【文・西村浩一、写真・川平愛】
滋賀県甲良町の福原晴菜さん(22)は、小学3年の時から父に付いて山に通った。父の背から伝わる緊張感。20歳になったとき、すぐに狩猟免許を取った。今も小学校に勤めつつ、日曜日は中高年のおじさんたちと山に入る。
猟場は琵琶湖東部、多賀町。犬上川上流の標高1000メートルを超す、鈴鹿山系に続く森だ。一帯ではシカやイノシシが増え、夜にはふもとの田畑を荒らし回る。絶えない食害に耕作を放棄した人も多い。
シカやイノシシなどによる農業被害は全国で200億円を超える。最近は、街なかへの出没も頻繁になっている。環境省もここにいたって、野生動物の管理という観点からハンター育成に乗り出した。かといって、経験と勘が大切な狩猟の技術は一朝一夕に身につくものではない。山を歩いた距離だけ、動物に出合った回数だけしか上達しない。
滋賀ではシカなどの猟期は3月15日まで。この時期、犬上川上流は積雪が1メートルを超えることもある。若き女性猟師の奮闘は続く。
記事の文中にある『経験と勘が大切な狩猟の技術は一朝一夕に身につくものではない。山は歩いた距離だけ、動物に出会った回数だけしか上達しない』
まったくその通りだと思いましたし、言葉が重い。
ハンターの数は確実に減っています。少しでも仲間が増えて欲しいと思って、この記事中にあるような素敵な可愛い女性ハンターを新聞社に取りあげて欲しいと思ったのですが、当の本人たちに断われれてしまいました。
それにそこは女性ですから、世間の風当たりをやっぱり気にするんですよね!
銃を持ったら動物をバッタバッタ倒せると思ったら大きな間違い!
自分も最初の2年間は命を奪うことの罪悪感で引き金を引くのをよく躊躇しました。
今は年に2~3回ぐらいかな?
こういう女性がブログを書いたりすると、たちまちネット変態や自称動物愛護家が群がって炎上するんだよね!