2/11、今年も冬季のエゾ鹿有害駆除が始まりました。
毎週日曜日に行われるようになって10年目、まさに自分が参加した年が最初の年でしたね!
あれからもう10年経ち、自分も老化甚だしく、そろそろ後輩にすべて任せて道路から顎で指図したいなと思う日々です。
10年の歳月の間にエゾ鹿は進化しました。
警戒心の薄い鹿はほぼ根絶され、生き残ることに長けたエゾシカが残ったわけですが、これが手強すぎます。
日々、作戦を立案するにあたり頭を悩ますわけですが、獲れない日があっても理解してくれる仲間の寛容さに救われています。
初日の始まり始まり
定番の記念撮影ですが、開始前に撮り忘れ、終了後です。
最初の戦場はここ!
数日前の様子ですがこんな感じで居ます。
最初の逃走ルート核心部分に展開し、配置に着く若手二人!
しかし、待ち伏せを察知し鹿にすべて抜けられてしまいました。
下見の情報不足ですが、あまり念入りに行うと気付かれてしまい当日はもぬけの殻になるため難しいです。
指示した自分のミスです。
初日から捕獲数ゼロの予感ですが、エゾ鹿を市街地から遠ざけ、花壇や家庭菜園、交通事故から防ぐという意味では効果を上げています。・・・はず?
2戦目!
まだ10時でしたので短期決戦を読んですぐに実行しましたが、甘かった!
チトライでの展開中、射手、勢子を登らせ大きく廻り込む作戦。
優しいN君、一度頂上に着いてから、苦闘する女の子たちを助けに下りて来て面倒見ています。
ちなみに自分は転がり落ちる女の子を助けるではなく、撮影したいタイプです。
やがて、袋状に囲い込むことに成功しましたが、彼らも我々との戦闘経験も豊富、どうやって包囲網を突破すべきか心得ています。
銃を持っていない勢子に向かって来て、まず4頭強行突破していきました。
続いて人家裏と道路側を利用し7~8頭堂々とハンターを睨みつけながら突破していきました。
しかし、逃げ遅れる個体は要るものです。
包囲網を狭め、逃げられた箇所にハンターを潜ませたのでまず2頭。
退路を断たれ、ひたすら身を隠す残り4頭を自分が探します。
銃口が向いている中での追いかけなので自分以外にはさせません!
1頭が銃を持たない勢子二人の間を突破、勢子同士の間は10mほどなのですがね?
銃という物をよく理解しています。
そして3頭、とうとう一か八かのハンター側へ全速での逃走を図りましたが・・・
新人Y君が1頭捕獲。
残りの2頭はベテランハンターの前に出てしまい・・・・南無
合計5頭ということで回収作業。
女の子二人の回収作業。
最後まで優しくサポートするY君とN君、…個人的にそれでは面白くない!
まぁ、とにかく初日は成果が出て何よりです。
現場から200mほど標高が上がった地点には越冬する鹿の本体がウヨウヨいるのですが、それはそれ!
回収できない有害駆除はするべきでは無いですね!
来週はどうするか・・・・ストレスが溜まってきて、個人的に狩猟に行きたくなってきた。