北海道で春熊駆除が全面的に禁止されて30年ほど経過しました。
おかげさまで、熊は増えすぎて田舎では人との軋轢を生んでいます。
自分の住む地域でも10年ほど前からその傾向が顕著に!
それまでは人に知られないようにひっそりとしていたものです。
30年ほどの間に熊狩猟の技術はほぼ途絶える寸前、というか途絶えたようなものです。
絶滅危惧種で言うところの種の保存は、ほぼ絶望的で今いる個体が死ねば終わりみたいなものでしょうね!
春熊狩猟の経験者はまだいらっしゃいますが、もう山を歩き回る体力に疑問符です。
道南の渡島地方で始まった計画ですが、昨年は隣町の標津町でも実施されました。
自分は指を咥えて見聞きしているだけ!
そして今年、羅臼町にも1頭の枠が割り当てられました。
しかし、許可申請の関係、年度末が絡んだなどで未だに待ちの状態!
(松林方面から降りてきて道路を横断し右手奥にある昨年行方不明捜索が行われた山菜地域へ向かった)
日々、冬眠明けの熊の動きを観察はしていますが記憶に無いほど、積雪が少なかった羅臼、おまけに暖かく天候に恵まれる日々!
(道路横断し奥の方にある湿地帯へ向かってそこに居るはず)
雪解けが進み、山歩きはあと2~3日で無理となります。
羅臼の場合はクマザサが密生しており、人の背丈ほどもあるのでそうなってはもはや熊どころではありません!
今回は残念ですが諦めざるを得ませんね!
羅臼町にも春熊の経験者がいますが、その技術を取得するのに10年は必要と言われています。
おそらく、いくらかでも齧ることが出来たとして後は自分で探っていくしかないでしょうね!
来年から3月31日まで羆の狩猟捕獲が許可されるそうですが、自分の心配はおそらく根室管内は許可されないと思っています。
なぜか?
根室管内はエゾ鹿含め全てが1月31日で猟期終了ですが、その最たる理由は鳥、特に大型猛禽類の繁殖を考慮するものです。
その点を考えると許可されないのが自然です。
ましてや鳥獣保護区などは!
30年前の春熊駆除が鳥獣保護区だろうが国立公園だろうが関係なかった時代とは大きく様変わりしました。
クマモリ愛護団体は大騒ぎですが、都会に住んでいれば関係ないでしょうからね!
尚、彼らがほざいている、穴狩りなどは行われません、都合よく捏造しているだけです。
羆、怖いです。
経験者がいないばかりに林業従事者を殺したクマを補足しながら、腰が引けて何もできずに逃がしてしまうようにはなりたくない。
そして300kg、400kgクラスになると・・・銅弾で立ち向かうには高いリスクがあることを多くのクマ撃ちハンターが経験として言っていますね!
その点についてはその通りだと思いますし不安です。
自分が譲り受ける300WINマグナムの銅弾は昔で言う270だと言われました。
自分は引き継げるんだろうか?