手術時間は8月2日、午前10時だったように思う。
手術前に友人マッヒー宛に『幽体離脱して探険隊に参加するから』と言ったら・・・
『夜は出てくるな』という冷たい返答
臨死体験などで手術中に自分の手術の光景を見ていたとか、知り合いに会いに行ったとか言う話があるので、千載一遇のチャンスと内心思っていました!
しかし、現実は甘くなく?
自分の名前を呼ぶ声で目が覚めた瞬間に襲ってきたのは経験したことの無い凄まじい痛み!
例えるなら肩に熊が噛みついてゴリゴリしている感じ!
手術前は余裕で「大したことね~じゃん」とか言って空威張りしてやろうと思っていたのですが、そんなものは吹っ飛んで大声で叫んでいました。
もしも手の届く範囲に拳銃でもあったら、痛みから逃れるために撃っていてもおかしくないほどです。
よく、痛みや苦しみから解放してやるという偽善?からとどめを刺すという行為がありますがあれは極限状態では有りです。
正直、麻酔から覚まさしてほしくなかったほどです。
ひたすら悲鳴に近い叫び声をあげながらもがいている自分に、
担当の看護士が痛み止めの座薬を・・・
朦朧とする意識の中で、
『きっと女性ならこんな痛み、なんてことは無いんだろうな?』
『痛みでショック死する話も当然だ!』
などと考えながら薬物と脳内麻薬の酩酊状態のなか・・・・・・・
肩がオカシイという友人らに手術を勧め、この痛みを絶対に味合わしてやるんだと固く誓い、その日は過ぎて行った!
つづく