少し前の話です。
入院と仕事切り揚げに向けて忙しくしている自分に1本の電話が?
主は峯浜のTさん!
やはり近所で熊が出たという・・・しかも漂着してあるトドに付いたという。
ありましたぁ~!
既に数日前からついていてかなり食べて量が減っている感じです。
付近にはトドを食べた証拠の糞が。
日没後に出て来ては人家の傍から遠ざけようと引き摺った努力の跡が見えます。
これらの漂着トドの死体は冬場にやって来て、ある原因で死亡したものですがその証拠に胎児の死体が傍にありました。
熊が振り回している間に飛び出したんでしょうね?
腐乱して6月中旬ころから浮き上がり、沖合をたくさん漂っています。そのうちの一部がこうやって海岸線に漂着するわけです。
徐々に人馴れしてきた熊が昼間でも現れるようになると放っても置かれなくなり回収です。
ここで多くの自治体は業者に丸投げですが、羅臼は違います。
役場職員が自ら出動して自分達で回収します。
現場のおかれている状況、危機意識をこうやって自ら体験することはとても大事なことで、他所の自治体には見習ってほしいものですが無理でしょうね!
はっきり言ってとんでもない腐臭ですし、臭いはすぐに衣服に移ります。
本来であれば自分も手伝いに参加するのですが、長野県内の某愛護団体によりこれらの行為について被疑者の身となっておりますので応援するだけで・・・という。
この後翌日も残り香に誘われたのか、熊が2頭、昼間からバス停付近に出てきて騒ぎになりました。
一方、混獲事故を未然に防ぐためのデータ収集を北大とやっているわけですが、入院前に装置の回収を行いました。
その装置付近で不幸にもネズミイルカの混獲!
不幸ではありますが見方を変えると、最も必要なデータが得られた可能性もあります。
(峯浜沖を漂流するクジラ)
財団のO君、入院中は自分の代わりにこいつらを頼むよ!
役場職員の方々も回収作業お疲れ様です