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行方不明です

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まったく別な緊急的な話題を書こうとしていた早朝の矢先にこれまた緊急な情報が飛び込んできました。

友人女性の犬が行方不明というのです。

犬というのは3月に記事にしたアスペン!

ハスキー犬です。

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畑仕事に同伴させていた時に現れたエゾシカに興奮して飼い主の手からリードを付けたまま追いかけて行きました。

既にfbでは広く周知してもらいましたがこちらでも!

以下原文に少し手を加えて!


昨日5/2午前中から、私が飼っている犬(シベリアンハスキー)がおそらく鹿を追いかけて走り去り行方不明になっています。
行方不明になった場所は、根室の近くの初田牛(近くに初田牛駅がある付近の農地)です。初めて来た場所なので戻る場所がわからなくなっている可能性があります。...
リードをつけたままなので木や有刺鉄線に引っかかり身動きが取れなくなっているかもしれません。
行方不明になった地点付近(地図に写る範囲)を昨日から捜索をしていますが発見できていません。いなくなった場所で念のため待機していますが戻って来ていません。
アスペン 2歳
〈特徴〉
・ブラックホワイトのシベリアンハスキー
・オッドアイ(右:青と茶、左:茶)
・赤い首輪には迷子札と登録札、クマ鈴がついています。
・黒いリード
・汚れ防止にとグレーのTシャツを着せていました。
・オス(去勢済み)
・とても活動的、人が好き、好奇心旺盛
・ほとんどか全く吠えない。サイレンやごみ収集の音に遠吠えします。おしゃべりのようにウーと言います(怒っている唸り声ではありません)
周りの農家や根室の保健所と警察には連絡をしていますがまだ情報がありません。
広範囲に動いている可能性もあるので、どんな情報でもあれば連絡をいただきたいです。
どうかよろしくお願いします。


2日の深夜から道東は今現在まで激しい風雨にさらされており、土地勘の無い場所で自分の匂いも飼い主の匂いも消え完全に迷子になっていると思われます。

何よりも首輪、リードを付けたままですのでおそらくどこかの森の中で絡まって身動きできないでいると思われます。

現場付近は4月に入り羆の目撃情報もありますし、羆にとって犬は食料として認識している個体もいます。

今日は森の中の捜索は諦め周辺一帯半径10kmあまりで車両による捜索に終始しました。

明日からは風は強いですが晴れる予報、森の中や周辺を探そうと思っています。

飼い主は昨夜から現場に車中泊、6日日曜日までは休みを貰えたようなので戻ってきたときに備えて居るそうです。

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泣きはらし寝不足気味の目元は遮光器土偶の様に腫れあがり、目の周りはクマで真っ黒になり、何かイケナイ薬中毒の様になっています。



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明日はポスター貼りを周辺コンビニ等にお願いして行こうと思っていますのでご参照ください。

そして、根室市、厚床、初田牛、別当賀周辺でハスキー犬を見かけた方は是非ご連絡ください。

アスペン捜索

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捜索2日目!

現場の航空写真をグーグルから印刷しローラー作戦を開始することに。

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(赤印が現地逃走場所)
しかし、捜索隊のボランティアを頼むのは流石に気が引けてfbでシェアされて情報を知った方が自発的に来てくれるのを祈りながら当日の朝は向かったのです。

そして、ふるさと少年探険隊スタッフでもある斜里中の尾上先生が駆けつけてくれました。

そして、他にも集まってくる情報ですが、先に二人で狭い範囲を探そうということになりました。

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水色が捜索経路です。赤星印が突進地点であり現地本部。そしてアスペン捕獲場所がピンク色です。

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元々、名前を呼ばれても、何かあってもほとんどと言って良いほど吠えない犬です。そこで一計を案じました!

羅臼町のごみ収集車の音楽に反応し遠吠えするというのです。
実はオス犬あるあるで我が家もそうです。

雌犬はやらないので、何かオスにはあるようですが、救急車に反応で皆さんも理解されるでしょう。

その音源を拡声器で流しながら歩いては、サイレントタイムを設けるというやり方で目と耳で探したわけです。

しかし、実はこの時に死角になっていたのですが、直ぐ傍を歩いているのです。

我々に気が付きながらも吠えないわけで・・・きっといつも通りよい子でおとなしくしていたのでしょうかね?

やがて遠ざかっていく我々に・・・どういう思いで居たのでしょうか?

新たに2人の男性が加わり、4人で歩くことに!

行方不明当時の夜に首輪の鈴の音が聞こえたような?という核心部分へ

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前日、友人S君ら二人が雨の中入って行った場所です。

後半はお互いの距離を詰めて往復しようという話になり現場で一度集合し、飼い主へも『現在まで発見に至らず』の連絡をしました。

既に12時を過ぎ後編戦に突入、これでダメなら増えた参加者でさらに広範囲に手分けして森に入ることになると覚悟を決めました。

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そして森に再突入。

自分が森の際を歩き始めて間もなく、奴と視線が合いました

アスペン『迎えに来んのが遅せ~よ!』

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自分『

アスペン『早よ、外せよぉ~!』

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自分『

有刺鉄線に絡みついてどうにもなりません!噛み切れるような場所も絡んでいるので自力ではどうにもならなかったでしょうね。

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水も飲めないような場所ですが、前日の激しい風雨が命を繋いだのでしょう。


直ぐに捜索隊に連絡し、解こうにも喜びを爆発させて手に負えない状態のアスペンをどうにかしないといけません!

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捜索隊、まっひー到着。

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捜索隊、荒君到着。

大久保君は一足先に森を抜けたので現地本部へ直帰。

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飼い主にも無事発見の連絡をし意気揚々とはこのことです。

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一発殴りたい・・・と言う申し出に『なぜ殴られるのか理解できない』ので却下され自分は少し後ろを歩くことに!

再会!

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死体回収が身に付いているので、正直後半は覚悟しました。

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やけにしおらしいので少しは状況が理解できているのか?

人の捜索の時もそうでしたが、無事発見できた時の嬉しさは格別ですね!そしてそれまでの疲れが吹き飛ぶ・・・・訳ではありませんが心地よい安ど感です。

犬も人もオスというのは狩猟本能が強く女性に迷惑をかけがちです。

昼からの参加に備えて現地に集まってくださっていた方々も一安心。

原因ですが、仕事で現地に電柵を張りに来ていたんですね、そして雇い主の理解もあり、犬も同伴させていたわけです。
鹿やらのウサギやらが普通に畑を走り回っているので頑丈なリードに付け替えている最中の出来事でした。
本人が悪いと言えばそれまでですが、十分に反省しているでしょうし、良い勉強になったでしょう。

犬についても、自分についても、そして多くの会ったこともない方々のたくさんの協力、人の繋がりって大事ですね!

俺が行方不明になった時は捜索範囲(行き先を告げない、行き先を勝手に変更する)が広大ですが目立つオレンジ色なのでよろしくお願いします。


帰りの車中は全神経を運転ではなく皮膚に集中・・・。

微かな違和感に車を停めては厳しく対応。

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8匹やっつけました。

めでたしめでたし!






ミートハウスなかの

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5/4アスペン救出後の帰路、昼食抜きで動いていたことに気が付いて立ち寄りました。

別海町尾岱沼の郊外にある『ミートハウスなかの』というお店で前から気にはなっていました。

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通りかかる度に、外観がちょっとおしゃれ感があったので入るのに躊躇していたのですが、時間帯がよく一人の貸し切りでした。

自分へのご褒美、無事見つかったことへの一人祝杯ということで一番、値の張るメニューを!

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名前忘れた・・・最近前の日に食べたものを思い出すことが出来なくなりました。

ご飯が足りなくておかわり!

高級肉ということらしいのですが、今回の自分には質より量だったのかもしれません

値段を書くのは止めておきましょう。

人助け(犬だけれど)は良い気分の自己満足です。

ある意味良い休日でした。

トドが未だに

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トドがこの時期になっても普通に見られる日が来るとは思いませんでした。

追い払いや駆除と言っても、実際のところ本業に従事していると難しいものです。

いや、むしろ不可能とも言えます。

仕事の片手間に出動して何とか・・・なんてのは絵に描いた餅のような話。

ましてや、休みの日曜日がダメとなると難しいですね!

自宅の前からもトドが見えることがあります。

ところで、冬期間はもちろんよく道路からも観察できるスポットが羅臼にもあるのですが、車を停めて見ると渋滞を引き起こすので観光地化は無理ですね!

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通称『ソスケ』からはよく頻繁に見ることが今でも出来ます。

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繁殖期の今はロシアに居るのが普通ですが、繁殖に加わらない若い個体は餌が豊富にある限り居座るわけです。

拡大するとこんな感じ!

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肩の良い人なら石を投げて届く距離です。

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関係のない人にとっては愛玩動物であり、観光動物であり・・・・。

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昨年から今でも続くタコの大回遊、そしてニシンの資源復活が彼らに恩恵を与えています。

もちろんほんの一部の漁業者にもその恩恵は届いていますが

共存共栄は・・・・・

ビーチコーミング

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羅臼漁業者のゴールデンウィークは3,4,5日でしたが、アスペンの捜索が被ったのはある意味、運が良かったです。

流石に普段ならば仕事を休んで遠路はるばる駆けつけるのは困難ですし、ましてや仕事を切り上げてから走るのは無理です。

さて、4日の発見から1夜開けて最終日は浜辺でお宝さがしのビーチコーミング!

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イルカですね!

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鹿ですな!

ビーチコーミングは死体との遭遇がメイン!

まだ人だけは無いです。

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ゴミの量はどうにもならないほど、中でも中身の入った状態のペットボトルは羆にとってご馳走であり、理解している個体もいることは知られています。

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今年初めて見る羆の糞ですが、草食ですね!

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なぜこういう状況なのか不明ですが半分以上埋もれた死体!

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傍らには牙が1本入った状態の空き缶が・・・・これって熊が缶ジュースを飲むときの特徴です。

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陽当たりが良いので行者ニンニクは葉が開いています。こういうのが好きな人もいますが、自分はパス!

そして今回はかなりマズイものを発見!

それは口外できない、画像なんて載せることは不可な物でした。

直ぐに関係者に連絡し自分は口にチャック・ウィルソン!

懐かしいと思った方はイイネボタンを押してください!

竜涎香って拾ってみたいものです ε- (´ー`*)フッ





みね家・再開

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羅臼町峯浜漁港にある『みね家』という食事処ですが5月10日にお店を再開するということです。

店主の奥さまの体調が思わしくなく延期していましたが、再開のめどが立ったということです。

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店主も大事な部分の血管が時々マズイことになっては手術の繰り返しで、今日まで永らえてきたわけですがどうか今後も営業を続けて行って欲しいと願うばかりです。

なぜ自分がここまで宣伝するのか?

実は土地無償使用提供者です。

逝かれてしまっては建物どうするよ?

料理のできない、やらない独身者に優しいお店です

いつまでも頑張って欲しいと切に願うばかりです。

ビーフカツ定食を

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みね家がオープンし早速食べに行きました。

頼んだのはビーフカツ定食。

常日頃、トンカツ定食にはうるさい自分ですが、今日は別物を!

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ライスをおかわりし、体を曲げると出てくる状態に!

次回は定番のトンカツ定食を頼みます。

店主曰く、自家製ソースを作るのが間に合わなかったので納得いっていないようでしたが十分満足です。

シャチの楽園・知床羅臼

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という研究報告があるそうです。

昨年も開催されていたのでこれから毎年行われるのでしょうか?

頑張って、頑張って、睡魔と戦いながら公聴してこようかと思います。

魚種の切り替わり

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北海道沿岸各地、ニシンが豊漁です。

そのためというか、限度があるというか、価格は雑魚値段!

数年前に日本海側の石狩方面で獲れだして、その後徐々に広がり、今年からはほぼ全道各地です。

群来が見られたのも初めて!

古老たちも昭和30年代に見たのを最後と言います。

立派なカズノコも入っているわけですが、どうにも安すぎますね!

その昔、ニシン御殿などと言われていたのは肥料としての利用価値が高かったわけですが、時代はすっかり変わりました。

今は昔の話です。

おそらく今は動物用の飼料に利用されているのかもしれません?

専門家の話でもこのニシンの豊漁は今後も毎年のように続くだろうという話です。

来るのはニシンとそれを追ってくる大型魚種、そして海獣類!

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毛刈りの季節

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少し前の話ですが連休明けに愛犬の毛刈りに連れて行きました。

冬の間は防寒の意味もあり(外飼い)伸ばし放題で雑巾のようになっています。

陽射しの強い日はかなり暑さできつそうにしていたので、極端な対応!

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毎年のことですがね!

もう、かなり高齢になってきましたがまだまだ血気盛んです。

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でも、人同様にシミやらイボが増えてきました。

見た感じ、イボはウィルス性かな?

陽の当たる地面に寝そべっている姿はこれに似ていると思った!

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ゴマフアザラシの提供

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地元の定置網漁業者から混獲された生きたままのゴマフアザラシが提供されました。

まだ子供ですがいたって元気です。

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ゴマフアザラシは増えすぎて困ったことになっていますし、トド同様に漁業被害が絶えません!

少し難しいのはトドとアザラシの漁業被害の区別がつきにくいといううことで混同されがちです。

声が可愛い?ですかね?・・・怯えているのでしょう。

ゴマフアザラシ、自分のところで混獲されるときはほぼ溺れ死んでいます。

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鮮度的にイマイチですね?

でも今回のは活きが良いです。

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アシリパさんも元気です。

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そして美味い!

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商品も出ています。

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やがて、引き取り先の方々がやってきて無事貰われて行きました。

でも

大丈夫!


生態調査の為、一度大学に運び込まれてから発信機を装着して放されます。

発信機も毛替わり時期になると自然と脱落し問題無いという。

しいて言えば発信機がモッタイナイ!


大学はじめ、研究者の方々は快く協力してくださる方々との良い関係をこれからも続けて行って欲しいと切に願います。


いつか未来、何らかの方法で海獣類と人との軋轢が解消されればそれに越したことはないわけですから!

反対、反対では何も解決はしない

犬を保護して訴えられる

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表題で少し驚かれるかもしれませんが、犬を保護して訴えられるという事案です。

でも、安心してください。

今回は自分ではありませんがこういうことがあるということを知っていて欲しいです。

放置された犬を保護して飼育 3カ月後に返還要求、裁判に発展


2013年6月下旬の朝、前夜からの雨があがった曇り空の下、そのゴールデンレトリバーは口輪をはめられ、短いリードで柵につながれていた。駆けつけた主婦が保護する。
 主婦は最寄りの警察署に拾得物として届け出たが、警察に引き渡すと殺処分される可能性があるため、自ら飼育することを申し出て、自宅に連れ帰った。

 問題が起きたのは、その約3カ月後だ。9月中旬、警察から「飼い主が名乗り出た」との連絡がきた。
「約3カ月も、なぜ探さずに放置していたのか」。主婦はそう疑問に思い、夫とともに、飼い主を名乗る女性から複数回事情を聴いた。

 女性は「会社の上司で交際相手でもある同居男性が犬嫌いで、その男性が犬を置いてきた。男性を怒らせれば職を失い、結婚も破談になってしまうと思い、何も言えなかった」「この男性とは別れ、元夫と再婚するので犬を飼えるようになった。大切な家族だと思っているので返してほしい」などと説明したという。

 一方で、主婦が保護した2週間前にも、めぐは、「交際相手の男性」によって渋谷区内の公園に放置され、近隣の人に保護されていたことが判明した。主婦は「2度にわたって『家族』だという犬を放置し、今回は3カ月間も名乗り出ないとは、犬の飼い主として信頼できない。女性のもとでは、めぐにとって望ましい飼育環境が確保されないと思った」と話す。公園に放置した時点で、女性は犬の所有権を放棄しているはずだと考え、返還を拒むことにした。

所有権を放棄したことはない」と返還を要求
 翌年10月、女性の弁護士から返還を求める内容証明が届き、15年3月には返還と慰謝料を求める訴状が送られてきた。女性は「犬の所有権を放棄したことはない。被告には引き渡す義務がある」などと主張。東京地裁は「女性が所有権を確定的に放棄したとまでは認められない」と判断し、主婦は敗訴。控訴したものの、東京高裁も一審判決を支持した。

今回のケースは人道上どうなのでしょうか?

法に照らし合わせれば裁判所の言うことは理解できますね

でも、おかしいのは例えば保健所などだと3か月を待たずして死刑執行です。

そこは許されるのがオカシイのでは?

元飼い主がクソなのはよくわかるとしても・・・きっとこういう女性って男欲しさに実の子供でも虐待するパターンですよね!

ところでここでの3か月という期限、そこが大事なのは友人でもある前職がとても詳しい部署にいた方のアドバイスで知りました。


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3月に保護した犬もそういうわけで引き取り先の方には伝えています。

警察に届け出たのが3月5日。

3か月と14日ですがまだ少し期間がありますね!

こういう事案が稀とはいえあるということを知っていて欲しいと思いましたし、飼い犬が迷った場合は必ず警察に届け出ること、そして探すことを諦めないということでした。

アスペン、今度やったらヤキいれる。

シギ

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17日、これに行ってきました。

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冒頭でいきなり司会進行の観光協会新事務局長の女性から『ブログに載せないように』という厳しいお達しで内容の記事はありません。

というか照明を消されると安物のコンデジでは撮影できなかったというのが真相。

H会長のお話。

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高校卒業したての頃、Hさんは組合指導部の係長でお世話になりました。

『羅臼の若い奴らは口の利き方を知らない』と良く言っていましたが自分は例外だったそうです。

話の内容は面白かったですね!

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三谷さんの協力いただいた方の氏名の中に若くして亡くなられたという女性研究者Yさんの氏名を見つけ何とも言えない気持ちになりました。

全ての講演が終わり質問の時間となっても皆さんおとなしい良い子です。

いつも思うのはどんなことでも良いから質問すべきと思うのです。

たいしてしなくても良い質問でも、大学でも昨今はそうだって聞きます。

せっかくなので質問させてもらいましたが、知識に関して攻撃的であって欲しいなとこれからの世代は思うのです。

沖が早いので帰りを急ぐ道中、見つけました。

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シギです。

うじゃうじゃカラスやキツネがうろつく羅臼で死後数分が明暗を分けます。

そこは消防団員、素早く救命措置!

心臓マッサージ!

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しかし、手遅れでした。

ということで、大変シギの仲間は美味しいという?

直ぐにシギに最も詳しい方の元へ提供ということになり、とりあえず冷凍保管です。

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ところで、これはあの「急降下爆撃機のような奴?」

シギって真夜中でも道路を歩いてうろつくのでよく交通事故に遭いますが、素早く他の動物が回収するので運が良かった?です。

ネズミイルカのストランディング

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今年度に入ってから回収したネズミイルカはこれで4頭目です。

我が家の刺し網ではすでに3頭の混獲があり、異常に多いペースです。

理由はわかりませんが、追いかける餌が海底付近だとこうなるようです。

これが10年以上も前なら年に1~2頭くらいで、今よりも設置する網の数が3倍でしたから明らかに異常です。

年々増えていく傾向にあり、昨年は10頭ほど回収報告したような?

昨日、18時30分過ぎに同じ町内のNさん方から電話が入りました。

『峯浜パーキングの海岸にイルカの子供が漂着している』

なにせ、住宅の裏を熊がウロウロされるお家ですから心配はごもっともです。

しかし、既に寝ようとしていたし、この時間から役場を呼ぶのはあまりにも人道上どうなの?ということで頑張って一人で回収することに!

子供だというのでポリ箱(漁箱)に収まるサイズだろうと現場確認へ行くとそこには・・・・・。

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いや、結構大人だし!

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準備をしていざ回収という時間にはあっという間に辺りは暗くなっていきます。

50kgぐらいか?これくらい担いでやるわ・・・と意気込んで開始ほどなく・・・不安定な足場で無理に踏ん張りました。

腰の廻りやら、背骨やらが歪んだようです。

世間で言うところの『年寄りの冷や水』という奴ですね!

でも、投げ出すわけにはいきません!

おかしくなった方向とは反対側に担ぎなおして再開すると、また足場が悪く転がりそうになり踏ん張りました。

世間で言うところの『学習能力の欠如』ですね!

しばらく、じっとして起き上がると・・・・

痛みはあるものの歪みが矯正されていました。

世間で言うところの『なんでしょうね?』

そこからは慎重に素直に少しずつ引きずり防波堤を乗り越えて回収完了。

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少し、漂着していた時にカラスなどの鳥に食べられています。

皮膚の微妙な模様の食べ方は脂肪を食べようと嘴を這わした痕です

少し話はそれますが、漂流する発泡スチロールなどを海鳥は嘴で盛んに突きます。これも脂肪と勘違いしているようで環境汚染の見えない問題で野鳥研究家も知らないでしょうね!

このままトラックの荷台に積んだまま、犬小屋の前に駐車して一晩明かし、翌日東農大に回収してもらいます。

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犬小屋の前に置いたのは優秀な?我が家の犬たちに一晩番犬として用心してもらおうという算段でした。

そして翌日の本日は朝から時化で沖は休みました。

北海道内では北海道大学が中心となってストランディングネットワーク北海道(SNH)という組織?を作りそれに道内の大学が協力し互いに情報を共有研究するということで東農大網走や帯広畜産大なども回収解剖に関わっています。

根室管内では羅臼町は自分や役場、知床財団。
標津町は役場と一部漁業者。
別海町は野付ネイチャーセンターと役場。
根室市は振興局と博物館が協力しています。

地道なある意味汚れ仕事ですが、貴重な研究資料を得るうえで欠かせない作業です。

もしも見つけたときはイルカクジラ110番であるSNHの携帯へ

090-1380-2336へご一報いただければと思います。

対応に慣れていない市町村役場だといきなり貴重な資料をごみ処分してしまうのでお願いいたします・。


銃検査終わりました。

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昨日、無事銃検査終わりました。

沖から帰って来て自分の検査時間が11:30なので必死で急いだのですが、道中猛烈な睡魔に襲われました。

気が付けば反対車線なんてことは幾度か!

これはマズイと思いコンビニに停めて仮眠!

おかげで病院ではなく13時、中標津警察署に無事到着しました。

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しかし、うっかり連絡するのを忘れてしまい、お叱りの言葉を戴きました。

『大人なんだから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

おっしゃる通りで、すっかり例の件から現在に至るまで中標津猟友会会員の中でも心象の悪い1位ではないかと思われます。

それでも、ナントカ検査ではお許しを戴きました。

ところで、ライフル銃の許可も戴き今回検査を受けたのですが、実を言うと自分の中でなにかポッカリ穴が開いたままです。

10年間、ライフル持つぞという目標に邁進してきたわけですが、その目標が達成された瞬間、空虚なままの自分がいます。

大きな目標は羆でしたが、腕を磨ける春熊があるわけでもなく、有害駆除は専門部隊が羅臼に居るので出番はなく、狩猟で獲る理由も自分の中に無く、目に余る被害もあるわけではなく、殺す理由が無いって言うか・・・・!

ハンターならそんなこと考えずに立ち向かうべきなのでしょうが、燃えるものが無いんですよね!

これで知り合いが犠牲になったとか言うのなら、全く違うでしょうが!

検査も終わりこれから弾を作り、的合わせをして狩猟に備えなければいけないのですが、まるでその気が起きないのです。

燃え尽きたみたいな?

後輩がたくさん育ってきて、殺し屋家業から足を洗っても・・・なんて

実は4~5月に3週間ほど別枠でエゾ鹿有害駆除が羅臼町内で行われていましたが、一度も参加しませんでした。

何か自分の中で変わっています。

羅臼町体育協会

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10年以上にわたり肩書だけですが、羅臼町の体育協会の事務局長をやっていました。

ホント肩書だけで実際の事務的な仕事は役場担当職員がやっています。

ただ、辛かったことがあります。

それは漁業者ならわかる夜の会議!

まだ40代までは昼間仮眠をとれば何とかなったのですが、50台になり無理が利かなくなりました。

夜とは言っても世間では普通の時間。

18時とか18時30分からとかで終わるのは遅くても21時くらいまでには

でも、我々の世界は深夜0時には起床し、1時に出港です。

早い船は23時、0時なんてのも

会議に出席しても座っているのが精いっぱいで話は全く頭に入ってきていません!

司会進行でも、今何の話をしているのかさえ・・・脳は既に寝ています。

迷惑この上ないわけで、役職を下ろさせてもらいました。

どんどん若い世代に譲れる道は譲り、世代交代して行ければ言うこと無いですね!

他にも辞めたいのがあるんですが、『絶対にダメ』だって言われています。

ミンククジラのストランディング

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昨日、地元の定置網会社から無線局を通じて役場、そして自分にとミンククジラのストランでイング報告が流れました。

この時期になるとそう珍しいことではありません!

なにせ、クジラだらけですからね!

狭い根室海峡でクジラを放置し漂流させると、非常に危険です。

そのため、回収が原則ですが、その方法が確立されているのが世界自然遺産知床らうすの良い所でもあり、費用面での泣き所でもあります。

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回収曳航されてきました。

この時点ではお腹の方にガスが溜まって口の方には来ていません。

髭板の採取も併せて行う必要がありこれは助かるなと思っていました。

クレーンが到着するまで時間があるということで自分は一度市場に出荷に行きました

帰ってくる頃には積み終わり、クジラは水産系廃棄物処理場へと運ばれこれから下ろしますので、そこで資料採取です。

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この時点でもガスは口の方には来ていません!

全長770cm、体重7800kgのお肉です。

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荷台からタイヤショベルで転がして下ろした瞬間!

お腹のガスが一気に舌の中に吹き込んで膨らみ始めました。

もうもうと立ち上がる様々な有毒菌を含んだ埃の中での作業、気の弱い?人は気絶するレベルです

若い女性のミンククジラのようです。

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わかる人はわかるかと?・・・汚れは地面の埃で綺麗な時に撮影しとけばよかったですかね。

DNAサンプルの採取作業にすぐに取り掛かります。

脂肪層と肉を30cm四方で切り取り確保!

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お腹の方だと危険です。

ちなみにですが刺身でなければ、肉は充分に食せるレベルですが保健所が許さないでしょうね!

本当は自然界で他の動物たちの食料になって行くのが正しい形なのですが、それを許さないのが人の法律!東京湾ならいざ知らず、世界自然遺産ならどこかの人家の無い場所にでも漂着させたいところです。
その方が人も動物も良いはずなのですが!

でも、やったら最後厳罰が待っていますね!

さて問題は荷台から転げ落ちた瞬間にお腹のガスが舌の中に流れ込んでえらいことに

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ひたすら『シューシュー』いいながら膨らむ一方です。

髭板を採取しようにも先端部以外は無理な状態。

傍に近寄るのも勇気がいりますね!

しかし、勇者です。

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何時どうなるかわからない時限爆弾の元での作業。

固い髭板をわずかではありますが必要分採取しました。

こうなる前に採取して置けばよかったと後悔しきりで、今後に生かしたいと思います。

クジラはやがて施設で発酵処理され骨も残らないそうで、勿体ない話ですが仕方が無いですね!

完全犯罪を望むならここでの発酵処理が一番かもしれません!

今の時代、こうやって刃物をかざすだけで銃刀法違反で訴えることが出来るそうな?困った世の中です。

資料サンプルはSNH(ストランディングネットワーク北海道(北大))へ送付し、各研究機関へと送られます。

クジラなどの大型動物は施設側としてもバラしてくれるならありがたいそうで、このままが一番大変だそうです。

例えば頭骨が欲しいとか言う人らが数名いてくれたら解体することは可能なのですが、自分一人では流石に半日仕事なので無理でした。

飛んでかけてけることが出来る希望者は随時受け付けています。


羅臼消防団春季総合訓練大会

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27日、日曜日。羅臼町内の消防団(全6分団)の春季総合訓練大会が行われました。

6分団対抗の運動会みたいなものです。

日の丸がたなびく中、競技開始。

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普段。、一般の方が日の丸をたなびかせれば右翼と言われる時代、在日街宣右翼の運動のおかげですっかり染み込みましたね!

世界で自分たちの国旗を普通に振れないのは日本ぐらいという異常性に日本国民はいつ気が付くのでしょうか?

おっと、話が反れました。

競技の開始種目は4種類、各分団対抗方式です。

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ポンプ操法という消防の基礎とも言うべき花形種目。

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続いて消防ホースのホース巻きリレー

自分はこれに出ました。

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バケツリレー、バケツに組んだ水を見に見立てた的に当てて水量を計る競技です。

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穴に入れる上手い下手が勝負の明暗を分けます。

ジェットシューター競技!山火事など水の使用が限定される場合を想定した競技です。

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この種目は1位でした。自分も参加!

全種目が終わり、自分の所属する第6分団は総合2位でした。

自分は来年から第6分団の分団長となります。

定年まで10年は長い

辞めることが出来るのはダダをごねるか、町外へ転出するか、病気怪我等で日常生活に支障が出るようになる以外に方法はありません。

ああ~長い、強制入団させられたあんちゃん時代、まさかこんなことになるとは

頑張りますわ

参加者募集しています

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知り合いからの問い合わせで羅臼でも根室管内各地域で行われているフットパスに参加するという計画が打診され、自分のところにも協力要請が来ました。
提案された案は山間部は無理ということで海岸線。
自分には庭みたいなものですが、初参加或いは海岸線歩きに慣れていない人だとどういうことになるのか想像力が自分には乏しく6/3に一緒に参加してくださる方を募集します。あくまでも自己責任扱いの手弁当ですが車両をデポして片道コースで!
10kmあまりの浜歩きです。
道中はいろいろありますが(落ちて?)そこは想像に任せます。...
熊については漂着死体があれば着いていて危険ですがそれも対処法を学ぶ良い経験です。

ゆっくりと、欲しいものがあれば自由に採集してください。

今時期はウドが獲り放題で2か所デポできる場所があります。
瑪瑙や化石も採取できます。
骨もあれば自由に!
漂着物も多岐にわたります。

知床らうすリンクルのヒグマボートクルーズ

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漁が無く、仕事が早めに終わり、午後からも凪ている日を狙っていました。

目的は小型の船(船外機船)による知床半島のヒグマ見学に乗船することでした。

羅臼町では『知床らうすリンクル』という会社が春の流氷が去った頃から8月末くらいまででしょうかね、知床半島羅臼側の海岸線を廻るクルーズ観光を行っています。


8月末までなのは操船してくださる漁業者の都合と秋からは海況が悪い日も多く、急変することも珍しくないからでしょうね?

今時期はヒグマが春の山菜に夢中なので簡単に見ることが出来ます。

車で道路上や脇に出てきた熊を撮影見学するよりはずっと良いわけで、距離も十分、双方にとって環境にやさしいと自分は断言します。

反対意見・文句があれば受けて立ちます。

今回はその羆クルーズということで乗船、見たかったのは羆というよりは幾度となく歩いた知床半島までの海岸線をもう一度見ておきたかったのと、クルーズでのガイドの様子や観光客の反応、羆との距離感を知っておきたかったことが大きいです。

友人や学生に紹介するにあたり伝聞だけでは責任持てませんからね!

西日が差し始めた・・・ちょっと陽射しの関係で見にくくなった時間帯ですが、14時出港のクルーズに乗船しました。

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基地港の相泊港を出港して間もなく、クズレ岩周辺の捜索!

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観音岩周辺、岬までのトレッキングでは最初の難所と言われています。

道中は様々な観光名所のアナウンスも、近寄れるのは船外機船の特権ですが、海底の地形、暗礁を熟知していないと無理なので少数の漁業者しか操船は無理です。

ちなみに自分も10年以上も前に急遽、人を乗せて操船して走ったことがありますが、恐怖で2度と勘弁してもらいます。

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メガネ岩、トレッキングではこの中をくぐり抜けます。

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ヒグマを見つけると停船してゆっくりと岩との衝突を避けながら近寄りますがそれでも200mくらいまででしょうね!車なら10m?車から降りて撮影でもそんな感じでの距離はもう止めるべきです。

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揺れる船の上での撮影はかなり厳しい!

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連写してナントカ数枚撮影できるかなという感じ?亜成獣ですね!

船であるということもあり、羆もそれほど気にしませんが、結構嫌がるクマが多かったのは意外でした。

逆に考えればそれが人と熊との距離なのでしょうし、そう出ることが望ましいわけです。

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弐本滝番屋付近、距離は400mはあるでしょう。


その後も次から次へと熊だらけですが、大きな熊ほど敏感に反応してはるか遠くなのに逃げていきます。

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比較的、無頓着なのは経験の浅い若い個体が多いです。

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海面は黄色い白樺花粉が凄い!

赤岩地区の昆布番屋付近は冬の間に竜巻による被害が出ていました。

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潰された小屋と巻き上げられた屋根の一部が山腹の中間にありました。

もう、ここの昆布番屋もすべて閉鎖されあとは朽ちていくだけですが、ナントカ利用できない物でしょうか?トレッカーの緊急避難先として利用確保も視野に入れるべきだと思いますが環境省の頭の固さが気になります。

それを言うならばもっと他に・・言いたいことは山ほどありますけれどね!

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知床半島突端に来ました。凪が良くて良かった!

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岬の台地上に親子がいました。距離は600m以上ですが、全力で拡大!

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ピンクの花と子供の愛らしさ、知床の自然を感じさせます。

あっ、ちなみに今回活躍したカメラの宣伝です(笑

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40倍ズームは侮れません!

これさえあれば、隣のビルのあの娘のお部屋も着替えもばっちりです。

真面目な話としての総括です。

正直に申し上げて、この遭遇率は凄い!
トレッキングだと死角になり、或いは熊の方で先に気が付いて出会うことはないだろうなという場面も海からだと一目瞭然です。

ヒグマとの距離感も申し分ないです。

撮影で人馴れと言いますが、コンブ漁やウニ漁はじめ浅瀬で漁をする漁業形態は他にもあり、問題にすること自体がおかしな話です。

都会の方が羆の棲み家、土地に人がetc言いますが人も紀元前から知床半島に住んでいるわけですからバカバカしい話しで、これは地元の自然に関わる職業の方も口にするのですが『羆のテリトリー』に人が入っていくから人が遠慮すべきという。個人的にはそれは違う『お互い様だよ』と言いたい。

このクルーズは宇登呂の観光船でも過去に大きな座礁事故があったように難しい操船を強いられますが、船底の特徴、機関の特性を最大限に生かしたもので漁業者の自分であっても楽しい時間でしたね!

乗船料金1万円を高いと感じるかどうかはお任せしますが、日本国内の他では味わえない経験は代えがたいと考えます。

何よりも歩いたこともあり、操船したこともある自分が言うのですからそこは信じてもらえればと思います。
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