今度の日曜日、21日も荒れて有害駆除は中止ですね!
エゾシカの話題が多いのでここらで、昔々の熊の話題を一つ!
昭和37年6月、自分が生まれる前年です。十勝岳の爆発的噴火が起こりました。
この影響で十勝岳連山周辺の羆が移動、突然の生息域の変化で熊たちの間でも縄張り争いが起こったでしょう。
当然、押し出された熊と人との間で軋轢が生じるわけです。
そんなさなか、多くの人的、家畜被害も出たわけで、標津町に於いても育成牛を襲った熊の駆除に向かったハンターが命を落としました。
その方の息子さんの記事です。
今から30年ほど前の『月刊新根室』という地方紙に掲載された記事です。(許可済み)
標津町川北地区に住む角田川春雄さんの実戦記!
画像を拡大して読んでください。
記事の時点で60歳ですから御存命なら90歳を超えている?確認のしようがありませんが、昔のハンターにはこういう方がゴロゴロいましたね!
競い合うように熊を獲っていました。
何せ当時は獲りやすい残雪のある春熊駆除が鳥獣保護区だろうが国立公園だろうがどこでも出来たわけです。
今はその技術は愛護団体の目を気にした行政の怠慢で途絶えましたが、何か?
羆という猛獣に晒されたときに最後に頼りにされるのは誰なのか?警察だって頼りにするし、ましてや地元住民はもっと頼りにします。
当時は尊敬される存在でした。
しかし時代は変わり、現場を知らない一部の警察からは犯罪者を追う目で見られ、我が身だったらと考えることが出来ない輩からは非難されるわけです。
『ハンター死ね』『ハンター同士で殺し合え』『ハンターを撃ち殺す団体は無いか』
ヘイトスピーチですね!
自分は直接熊に対して殺すための発砲はしたことはありません!
追い払いは数度ありますが!
過去に近所で追い払いも全く効果が無くなってしまった若い熊が住宅地を闊歩するようになりました。
まだ、中型犬よりちょっと大きいくらいの熊です。
とは言え、人と出くわした際にどうなるかはわからないわけで、それが子供や女性お年寄りならなおさらです。
皆が皆対処できるわけでもありません!
でも、その熊を時々見ていた自分は殺すのが嫌で別な方にお願いしました(逃げた)
距離10mでの発砲、回収のためだけには駈けつけました。
事情を知らない人ならば『なぜ熊を殺した』と騒ぐでしょうね!
批難する人はあらゆることが想定できない、自己中心的な人で了見が狭いと言えます。
時にハンターは汚れ役なんです。それをこれから先どう若いハンターに伝えていくか俺ではまだ経験が足りなさすぎる。