5泊6日の日程が終わろうとしています。
午前4時、スタッフが起き出し、電気柵など子供たちがが触れないものや大型の物品の移動を開始します。
5時には起床し、自分達でテントを片付けます。
記念撮影!
行きは登りでしたが、帰りは降下です。
モイレウシ湾の奇岩シンボルと降下作業中の隊員たち!
不安定な巨岩帯を抜ける子供たち
へつり!帰りはゴールが近づいてくるので子供たちの足取りは軽い
最後の難所、観音岩の降下!
ダントツの先頭を行くわんぱく1班!
クズレ浜のごろた石を歩く探険隊!コツがあります、自分が幼少時はこういう場所を普通に走り回っていましたので身についていますが、これからの世代は大変です。
朽ちていく昆布番屋の前を通り過ぎ、もうすぐ人々の気配が!
カモイウンベ川で休憩し、全員揃ったところでゴールを目指して前進です。
昆布番屋街を通り、もうすぐゴールです。
自然と笑顔がこぼれます。
相泊のゴールから、公民館まではバスでの移動!
隊長・・・還暦です。
自分は52歳、この日のために20kmを4分30秒ペースで走れる体力を身に付けましたがそれでもキツイ!
とりあえず、60歳は目指さなければ行けなくなった!
班付きカウンセラーの挨拶!
サキちゃん(もと隊員、経験値はベテラン値で高い!)
ヒビキング(羅臼高校1年!初参加で頑張ってくれました)
もてじー(知床財団からの派遣で、良い経験をしたことでしょう)
エミーニャ(観光協会から忙しい中、参加してくれました)
かみちゃん(念願かなっての参加です。良い勉強となった?)
こうじ(昨年まで隊員だった航太です。もはや言うことは無い)
はっち(15回の参加を誇る、もはや探険隊の顔でもあります)
まっく(埼玉から来てくれました。彼もまたこの行事の中毒です)
しんちゃん(大学院学生、教師を目指します。2年目、素晴らしい糧となったでしょう)
隊長挨拶!今年は3年生の隊員が居なかったのですが来年は7名です。
たぶん、男泣きするね!
こうして2015の探険隊の夏は無事大事も無く?終わりました。
探険隊の詩
一、 一緒なら 一緒なら
まだ進めるさ 夢の道
目指せモイルス 知床岬
二、 子どもらに こどもらに
きびしさおしえ 海の道
がけをのぼって 三十三年
さあ行こう ぼうけんだ
僕らはふるさと少年探険隊
三、 夏の日の 夏の日の
汗と涙と友情は
受け継がれゆく 知床の地に
受け継がれゆく 知床の地に
完
個人的な意見です。
今年もいろいろありましたが、第33回目を終了することが出来ました。
熊の問題、理想と乖離したこれらの問題に対面した時、覚悟を持って臨む必要!綺麗ごとでは済まされない現状、これからどんどん難しくなる対応、探険隊のために覚悟を決めました。
また、落石事故などスタッフの練度などの問題が今回浮き彫りとなりましたが、多くを無報酬のボランティアに頼っている現状では限界だと思われます。
せめて経験値の高いスタッフがもっと気配りをし、みんなでこれからも子供たちと経験を積んでいきたいと思います。
年々社会的にも、自然環境の面でも厳しさが増しています。
子供時代ほぼアウトドアで探険隊のような日々を過ごしていた自分の世代からテレビゲーム世代スタッフへ移行して行く現状で、より高い技術、安全対策が求められます。
この状況でふるさと少年探険隊を続けていくことは大人の自己満足ではないのか?という意見も聞いていますし、自分も一時期自問自答していたことがあります。
しかし、現場はそんな甘いものではなく、そのような不遜な考え方など消し飛ぶ世界です。
子どもたちの笑顔、完遂した表情を楽しみにまた関係者は来年戻ってくるわけです。
そして、SNSの問題、改めて申し上げますが、本ブログの全責任は自分にあります。
第3者を通すのではなく、直接自分へ連絡をお願いします。
多くの関係者の皆様、お疲れ様でした。
我々を信じ子供たちを送り出してくださったご家族の皆様に無事?御帰宅させることが出来て何よりです。
この日本一の冒険がまた来年も続いてくことを楽しみに本ブログの一方的な掲載を終ります。
ありがとうございました。