ムラサキダコだそうです。
先週まで乗っていた定置の船で手伝っている最中に揚がって来ました。
普通なら速攻で捨てられる運命にあるものですが、自分が身柄を確保。乗組員皆、初めて見る生き物だそうです。
記事にするのが遅れたのは正体がわからず、地元の知床財団野別君と科博の窪寺先生にお伺いを立てていたからです。
お二人の一致した意見は『ムラサキダコ』
窪寺先生からは
比較的暖かい海の表層付近に遊泳しているタコで、海底にすんでいるタコ類とは違ったグループ(科)に属します。特に稀という訳ではありませんが、羅臼の定置にかかった記録として標本を残しておく価値があると思います。
冷凍してくれたということですので、クロネコの冷凍宅急便で着払いで送ってください。科博の登録標本といたします。
野別君からは
数日前は斜里町の前浜で、先々週は標津で採集されています。
過去にも斜里で捕獲された記録がありますが、このタコの採集例が多いということは今年の知床の海が暖かいということの証しだと思います。
とのこと・・・・。
市場に行くとタンクに氷を入れて海洋深層水で満たした中にマグロいますわ。
今年のイカは不漁と言われていますが、知床近海は暖流勢力の強さから好漁場となっています。
豊漁と高値・・・これで4年連続かな?