今日の早朝、所用で網走へ車を走らせている時だった!
携帯が鳴った!
羅臼猟友会の事務長Mさんから!
きっと、『どこそこで鹿を見た』と言ういつもの情報伝達だろうと思い携帯をとると・・・!
『K部会長が亡くなったという知らせ』
『えっ!』しばらく声が出なかった!
Kさんは羅臼猟友会の会長で道東では今現在、二人しか残っていないトドハンターの一人です。
検査入院であまり良くないところが見つかったらしく、そのまま入院しているとは聞いていましたが、本人はいたって元気で良くなり次第、有害駆除に参加するものと皆一同思っていました。
家族も含め本当に突然だったようです。
秋サケ定置漁業の親方でもあったK部会長には後継者のご子息(20歳台)がいて、銃にも興味があるという話を聞いていたので自分は何度も『猟友会に入れさせないか』と粘ったものですが、後年『膝などを悪くしたのはたくさんの動物たちを殺してきた報い』と言って、息子には銃を持たせないと断言していました。
銃はすべて廃棄となるでしょうが、こういう時、法的にきちんと保管してある人ほど家族さえ鍵など所在が分からないわけです。法の矛盾と言う奴ですね!さらに銃刀法の絡みでその銃は本人以外は触れることができないわけですから困ったものです。
自分が始めてまだ間もない頃、一度二人きりで地元の寿司屋に行ったことがあります。
『今までのハンターとは全く違うタイプ』だと言っていただいた自分に随分と期待をしていることを言われ、羅臼猟友会の行く末を話していました。
まだ一人前には時間がかかる息子と奥さんを残しての突然の旅立ち、本当に心残りでしょう。
突然すぎて実感が無いのですが、K部会長ご冥福をお祈りします。