昨日、犬を預かってもらっている動物病院から連絡がありました。
電話が来ると・・・・なまらドキドキする!
頭によぎるのは『よくないことばかりです』
でも、違った!
むしろ、良い方向に向かっている塩梅です。
ホッとして今日を迎えました。
安心すると男は外に向かいます。
『亭主元気で留守がいい』という名言はこんなところからできたのではと思ったりします
天気が良い、しかも暖かい・・・・さらに明日遅くから猛吹雪になるという!
こういう時はやつらが陽当たりの良い斜面で食い溜めをするはず?
午前中でアルバイトが終わり、昼食も取らずにヤマ勘で標津町崎無異にある小さな沢を目指した!
車道に車を置き、足音を隠すために坪足で雪の中を漕いで行きます。
スノーシューやかんじき、スキーは接地面積が多く、静寂な森の中ではすこぶる大きな音がするのです。
隠密に行動し、狙撃を完了するにはゆっくりとつま先から着地し、足を突き刺すようにして進み、抜き足は回し蹴りの要領で前に出しては突き刺す動作を行います。
目標地点に30分ほどで到着!ゆっくりと木陰から覗きこむと・・・・・10頭余りの群れが見えました!
距離は150mほどの対岸の斜面!
最高倍率9倍のスコープでは首や頭が小さすぎ!
それ以前に狙ってあたるかどうかの距離です。
銃を所持して10年間はライフル銃を持つことができません!
自分はあと3年・・・我々がエゾ鹿などの大物猟に使うのが散弾銃(または散弾銃及びライフル以外の猟銃)です。
散弾と言っても鹿や熊を撃つ場合は専用の1発弾なんです。
狙って確実に当たる距離が約50m!
腕が良ければ100m!
運が良ければ150m!(どこかに当たる)
それ以上は撃ったことがありますが全然違う場所に着弾していました!
ライフルは腕さえ良ければ数百m、世界記録は2000m以上だったはず。
ちなみに我々の散弾銃の1発弾は45度の角度で撃って900mほど飛びますが、ライフルは数キロ先まで!
さて、肝心のエゾ鹿です。
耳が良いのでゆっくりと手で包み込んで音が漏れないように弾を装填!安全装置を外し・・自分をカモフラージュし木立の中から前胸部を狙って撃ちました!
1、2発目、外れ!
3発目で1頭が倒れました。
(回収中、確か最初の1頭?)
それでも、鹿は右往左往するだけで逃げません・・・どこから撃たれているのかわからないので逃げようがないと言うのが正解です。
その後は持っていた弾7発すべて撃ち尽くしましたが、それでも逃げないで残っていますがどうにもなりません!
ライフルだったらと思うと・・・・・
ゆっくりと来た道を引き返し車に戻り、再度弾を持って向かいました。
流石に無傷なのは消えていましたが、半矢が2頭!
斜面をずり落ちた跡があって覗きこむと!
止め撃ち!嫌なもんで、クリーンキルに徹したいのですが狙ってあたる距離ではない。
斜面に若♂!後ろ足に当たっています。
撃たれる前に振り返るんですよね!とっさに目を合わせないようにします。
毎度のことながら手を合わせては『波阿弥陀仏』・・・・ではなく『ごめんなさい、ゴメンナサイ、ごめんなさい』の繰り返しです。
7頭に発射して、3頭は距離的にどうなの?
それにしても、狙ったところとは全く違う場所に当たっているのでまさに運です。
3頭を車まで運び終えたのは回収開始から、3時間後の午後4時近く!
後半は体から吹き出す汗とは反対に手や足の先は冷えてかじかんできましたね。
着弾箇所を確認するも、背ロースや後ろ足などいけない場所に当たっていて・・・・・・・3頭で1頭分?
明日の朝、体中の筋肉痛や関節痛で起き上がれないのではと思ったりする。
いや、症状が出るのは明後日か?