トドの漂着調査中には時々、他の獲物も物色します。
ちょうど、大潮で干潮時はまさに狙い目です。
干潮時は日頃は海底に沈んでいる化石の地層を見る事が出来ます。
この骨は魚っぽい?
これは骨密度と大きさから哺乳類と思われます。(黒っぽいのは全部骨です)
これは判りやすい部分ですね。頭骨との最初の継ぎ目である頚椎だと思われます。
真ん中の空洞の中を神経の束が通っていたわけですね?
でも本当のところは骨ヲタクでないと判りません?
メノウの中で水晶が結晶化して出来上がっています。
どろどろの溶岩が冷えて行く過程で、物質ごとに融点が異なるので火山地帯では様々な鉱物が結晶化します。
知床半島太平洋側では羅臼町内の場合では松法川、陸志別川、標津町内では薫別川、忠類川が良い鉱物の結晶を見る事が出来ます。
なかなか大きな石英塊の中にも水晶が結晶化しています。
ちなみに、この二点は猫山の溶岩を由来としているようです。
透明ではなく、青や赤、緑、黄色などが薄く混じって綺麗なのも時折見かけます。
知床では採算ラインに遠く及びませんがオパールも産出することが知られていますよ。
自分もなかなかなのですが、実は長女が石オタクなんです。
なんか・・・・いっぱい手首に巻いている?・・・・・・重くね?