連休明けの今日、出漁と思っていたのですが、仲間と協議した結果止めました。
沖合の流氷の動きが激しく、危険を伴うからです。
おまけに強い雨と霧で思うように視界が確保できない!
朝から、海を眺めていても風向きや潮流が一定しないようで、見印にしている流氷が目まぐるしく位置を変えています。
流氷に敏感な理由はもう一つ、実は10年以上も前に流氷の動きが早く逃げ道を塞がれた経験があります。
水深や海底の地形、漁具施設などの関係で自分たちの漁場は岸から4kmほど沖合になります。ここまで出ると視界が確保できないこの季節は読みを間違えると陸の方に流氷が廻りこんでしまうことがあります。
この恐怖は味わったものでなければわからないでしょう。
その時は途中でわずかな隙間が空いて、違う町の沿岸に辿り着き浜辺に巻き上げてもらいました。
連休中の流氷でまたボンデン無くなりそう?
ちなみに使うボンデンと言う竹は直径が10~20cm、長さが15m以上あります。
これがそのボンデン
知床羅臼リンクルさんからお借りしました。