昨日は羅臼湖へ行ってきました。
知床峠が開通したのが5月2日、10時から~15時30分までの間だけ通行可能です。
この時期は峠から春の雪山にいきなりスタートできるのが魅力で多くのスキー、ボード愛好者も入り込んでいます。
さて、羅臼湖へ行くにあたっては知床峠駐車場に車を置くか、第3者に送迎をお願いするしかないわけですが、自分は峠に置いて出発しました。
自分の足でも道路を歩くこと30分は、この限られた時間内で痛いわけです。(>_<)単純に60分はロスですから!
なので、みなさんはこうなります。
気持ちはとても良くわかるので、自分もこの誘惑に負けそうになりました。
スキーやボードを担いで延々道路を歩くのはつらい!
犬を連れての入山はご法度なので、自分はルートを少し外れて移動。
あちらこちらに入山者の姿が見えます。
遠めにSNSでなんとなく見覚えのある方のような?人が結構いました。
4の沼?5の沼?と羅臼湖が見えてきました。
羅臼湖終点が見えてきましたが、雪に埋もれていた本来のルートである木道がご覧のありさま!
危険すぎてとても歩けませんがこれからどうするんでしょうか?
最初に木道設置が検討された時期(10年以上も前です)に、現場の声を無視する形で設置されたと聞いています。
あくまでも聞いただけの無いようなので裏は取っていませんがほぼ間違いないはずです。
防腐剤入りの木道を設置することを進める地元工事関係者。
自然環境に配慮した場合、防腐剤入りはふさわしくないというお国の機関!
結局、防腐剤無しで置いたので当然あっという間に腐ります。
すると今度は再工事のためにさらに手が入るので周りの環境はどんどん破壊されて行きます。
こういうのを本末転倒と言いますね!
頭の良い役人ばかりですので解っていたはずですが、外に向けて体裁の良いイメージをアピールする狙いがあったのでしょう。
また当時はダイオキシンがどうのヒ素がどうのとマスコミ受けもあったしね!
こういう似たような話はいくらでもありますね!
工事のために下草が刈り取られ、機材搬入のために樹木も伐採してある箇所がありました。
その場の体裁を繕い、成果をアピールするやり方は出世には良いでしょうが将来的な長い目では見ていないことを暗に示していますね
さて、最終地の休憩場所!
危なくて重たい人間は危険です。今はまだ雪があるので周りで休憩できますが、融けるとすべて湿原ですので今後は落とし穴に注意ですね!
けが人が出た場合は行政の責任もあるとみるべきか、腐っているのが判っている以上落ちる奴が悪いとみるべきか微妙!
ちなみにガイドや我々のような人種は落ちた場合は自己責任でしょうが、お客さんにはそうはいかないでしょうね!
対岸の知西別岳に人影が見えたので自分も行ってみることに!
来た!
手軽にはこの時期しか来ることができませんね
羅臼岳は雲に隠れています。手前の天頂山(活火山)は
途中の斜面でそり滑りを楽しむ栃木県(茨木だったかもしれない)から来たという方々!
羅臼湖の展望台デッキにはやはりみんな用心して近寄りませんね!
安全上、賢明な選択です。これから先、どうするんでしょう?
このままでも、工事しても、植生の破壊は免れません!
最初から腐らないように対策をすべきだったのでしょうが後の祭りです。
貴重な観光ルートもイメージ台無しですね!
羅臼湖の淵を歩く人々、何か事件が起きないかわくわくしながら見ていましたが残念!
どこまで近寄ったら危険かわかっているようでした。
あまり批判すると、『犬を連れて入った』とクレームが来そうなので返答は用意してある。
お父さんではなく!
娘だと言っておく!