未だに羅臼沿岸、根室海峡から知床半島にかけて流氷が居座っています。
このままだと連休以降もあるかもしれません。
観光的には良いのでしょうが、漁師にとっては死活問題!
我が家も年間の水揚げ金額の50%がこの4~5月に集中するので正直、参っています。
さらに、流氷があることでアザラシが混獲される頻度が上がっています。
これはクラカケアザラシのメスです。もうこの時期になるといないものですが、休める場所(流氷上)があるのでこうなるのです。
海水温が冷たすぎるので、魚の動きが鈍く漁は無い!
おまけに網は破けるし、良いことないですね!
この死体は陸揚げしました。
自分以外の漁業者は基本的に海中へと遺棄します。
さて、このアザラシは例の如く大学の研究用に提供されました。
ああ~、ちなみに食っても美味くないと思う。
今朝は流氷の海に濃霧と言う2重苦!隣町の漁業者とも連絡を取り合いながら待機している最中です。