25日、警察による猟銃保管状況調査が延期となり、おそらく最後のチャンスであろうエゾ鹿の狩猟に向かいました。
現場は太平洋岸の浜中町~厚岸町。
出会いはありました。
そして天候や風向きなどの条件も悪くは無かった。
ただ、決定的だったのは微妙な地形の土地勘が無かったことですね!
最初の現場で、オス1、メス1を遠目に確認し、可猟区であることも確認し風下となる地点から入林、山の中腹の陽当たりの良い場所に居ます。
しかし、居るであろう場所をゆっくり覗きこんだら、若干位置がずれていて、先に見つかってしまい、至近距離で逃げられてしまいました。
ここから、本日の連戦連敗がスタートしました。
次から次へと目星をつけては覗き込んで射程内で逃げられるの繰り返しです。
銃を構える暇もないほど、猛スピードで逃げていきます。
この時も獲ったと思いましたね!
でかいオスでしたが、もう肉質がどうのとは言っていられません!
がっ、しかの手前の木に当たったのが見えて終わり!
昼食も食べるのを省略し、ひたすら歩き回り覗き込み、逃げられて浜中を脱出、厚岸町を釧路方面に向かって南下します。
猟期の終盤、平日にもかかわらず多くのハンターが出ていたので競合しそうな場所は極力避けて歩きました。
線路上にオジロワシ!危ないねぇ~
保護区ではないのですが、私有地の農場!こういう場合は土地所有者がエゾ鹿の狩猟を認めない場合が多いですね!ほかの牧草地に1頭も居ませんでしたし?(写真をクリックすると拡大できます)
もうすぐ日没、あきらめの境地で最後の目星をつけている場所へ向かいます。
そこで、悔しい思いというか残念なことに!
例によって忍んで、射程内に近寄ることができました。
まず、メスの成獣1頭を狙撃!・・・その場に崩れ落ちるのを見て2発目を走り出したオスの当歳に向けて発砲!
当たったのは確認したので逃げた方向を追いかけました。
確保!
希少な柔らかくて美味しいタイプです。
まずは回収し、車に積み込んだ頃のは日没!
周囲がどんどん暗くなっていきます。
急いで、最初の1頭が崩れ落ちた場所へ行くと・・・・無い?
あたり、くまなく探すけれど・・・・・見当たらない?
狙撃した場所に戻り、鹿が崩れ落ちた場所を再度確認しても無い?
それどころか・・・・血痕すらない?
どういうこと?
考えられるのは頭部を狙ったので通称『バリカン』というやつ?
銃弾が頭部をかすめ、体毛をえぐって、脳震盪を起こしただけ?
2頭目を追いかけているうちに、息を吹き返し逃走したんでしょうね!
足元が見えなくなるまで探しましたが、獲れたはずの獲物が獲れなかった・・・・今日は最後までそんな感じ。
これで、自分は猟期を6日残して止めます。
あとは月末まで羅臼町内で2回ほど行う有害駆除だけです。
結局、今期は18頭でした。