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Channel: 知床桜
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オジロワシをゲットだぜ!

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日曜日のエゾ鹿有害駆除、午前は成果があったものの、午後は空っぽの徒労に終わり、連れて行った猟犬『ゲン』はその日の深夜23:30頃になるまで帰ってこないわで後半は散々でした。
 
巻き狩り勢子隊長としては撃つ機会など無いので翌日、車を2時間ほど走らせて釧路町まで遠征してきました。
 
世間的にはいい身分ですね!
『遊んでばかり』と言われそうですが、否定できない自分がいます
 
15:00頃、国道から林道に入り適当な場所で足跡を追跡しようと車を走らせていると道路脇の法面の段丘を歩く1羽のオジロワシを見ました。
 
鹿のたくさんいる地域は鹿の放置残差が住宅・道路のすぐ脇、至る所にあります。同じハンターとして世間に顔向けができませんが、その異様さには驚きます。
道路脇でカラスやオジロワシがたむろしていればほぼ間違いありません!
このオジロワシ、最初はそういう残差についているのだと思ったのです。
 
でも通り過ぎる瞬間、わずかな異変に気が付きました!
 
別な法面を歩いて登るのが見えました。歩いて傾斜のきつい法面を登る
イメージ 1
すぐに車を後退させ見えた位置に戻ると、すでに見えません!
 
とりあえず上のカラマツ林に入っていくと、羽を引きずって歩いた後が続いていました。
イメージ 2
何度か見失いましたが、やがて、カラマツの根元に居るのを見つけました。
 
イメージ 3
鹿の残差は無く、不審に思い近寄ると逃げようとして砂利採石現場の法面を滑るように落ちていきました。
 
イメージ 5
飛べないのは明らか!
 
しかし、どうやって捕まえる?
話では両足の爪が鋭く、握力が強いため握られると簡単に手の甲などは突き抜けるという・・・・
羅臼町役場のTさんへ連絡、捕獲方法を聞き、ついでにその後の手配をどうするか検討をお願いしとりあえず携帯を切りました。
 
ほどなく無事身柄を確保!爪と嘴が怖くて自分の両手がふさがり、今度は連絡の取りようがありません!(嘴は窒息しないように加減しています)
 
右往左往し、しばらく一般車両が通りかかるのを待ちましたが、集まってきたのはなぜか?野犬!
 
ほどなく、通りかかった車を停めて事情を話し、自分の携帯をポケットから出してもらい、Tさんへ連絡。
 
イメージ 7
ついでに記念写真?を撮影して貰いました。
 
イメージ 6
荷台に寝かしましたが、無抵抗すぎて心配になり何度も生きているのか確認しました。ショック死する可能性は?
結局、最後に引き渡すまでずっとこのままの姿勢でしたね!暗いのが良かったのか?
 
その後、釧路町役場駐車場まで移動し知り合いのヒデさんと二人で待ちました。ついでに役場職員の友人てっちゃんを探しに汚いまま役場に入りましたが取り込み中で会えませんでした。平日に遊ぶいい身分の自分です。
イメージ 8
16:30、環境省の職員がやって来ました。
この業界では有名な斎藤獣医師の勤務する施設に搬入されるということで、原因が何なのかすぐに連絡をくださると言ってくださいました。
鉛中毒を疑いましたが、そうだと胆汁というか緑色の下痢便をするらしいのですがそれはありませんでした。
 
午後から来ていたので、既にエゾ鹿の出没ゴールデンタイムも終盤!
日没まであと30分。
イメージ 4
一か八か少し郊外に車を走らせ、新しそうな足跡に取り付きました。200~300mほど進んで諦めかけたところ数頭の群れと遭遇、ほぼ同時にお互い気が付きました。
逃げられるより先に何とか確保!首への狙点がズレて前足の付け根そばの背骨に急いで駆け付け、恐怖と苦しみに声を上げる鹿に次弾を酷いことしました。
これが今期17頭目です。
回収してほぼあたりは暗くなりました。
近くには角だけ獲って放置したオス鹿が・・・・鉛弾でなければよいのですが!
 
帰路、羅臼への移動中にオジロワシの連絡が入りました。
交通事故?による肩?の脱臼だそうです。うぉ~痛そう
 
自分、羅臼町から委託されて30年ほど天然記念物希少鳥類の監視員をしていますがオジロワシ死体は2回、生きているのは初めてでしたね。
とても良い経験をしましたが、ある意味凄い偶然だと思った!
 
こんな日に宝くじを買うべきでしたね!
 
 

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