2月からの羅臼町内におけるエゾ鹿有害駆除は天候の巡り会わせがよく、順調に消化されています。
そんな中、10日日曜日の午前中は若干荒れ模様!
エゾ鹿の出没状況、本日の予定を説明!
午前の部は高所を廻り込んで抑え下ろす作戦です。昨年は考えた通りに鹿がルートを辿ったのですが、昨今の鹿の学習能力の高さに不安を覚えつつ、頼りになる猟友と二人で登山開始。
下は視界良好ですが、高度を上げるにつれ吹雪模様に!
薄着なので歩みを止めると低体温状態になる可能性。
暗くなり、視界が利かなくなり、二人とも幾度となく登りわかっているはずの場所で何度も迷いそうに!
抜けられるのを防ぐためにお互いの距離を取ったのですが、位置関係がわからなくなります。
そして、いつの間にか・・というか・・・心配した通りすべての鹿に抜けられていました。
すぐに第2現場、八木浜セコマ向かいの松林に潜んでいた鹿を・・・・
火曜日の下見で存在を確認していたのですが、当日までに危険を察知されてすべて逃げられていました。
午後の部は巻き狩りを諦めて、餌場などへ誘引していた鹿を狙うことに!
まったりとした時間経過!
それぞれの現場に現れる時間はやはり日没前のゴールデンタイムということで3か所、3班に分かれることに!
塹壕を100m掘って狙撃位置を確保した現場にはベテラン通称『モグリ』さんとN親子の3名。
この現場で3頭の報告が第一報として入った時は安堵しました。
引き取り業者をはるばる2時間半かけて呼んでいるので、手ぶらで返すわけにはいかず心労が溜まります。
第2現場のH農場牧草地、前日までは16時には既に複数頭現れていたのが、この日に限って日没時間になっても出てきません。1週間のサイクルがわかったんでしょうね
しかし、今まで出なかったY牧草地に3頭出たという農家からの連絡で急遽移動。
ここもベテラン通称『第一』さんが250mを2頭。
牧場主Yさんがこの後スノーモービルで回収してくれました。
第3現場、何度もやっている現場ですが凝りもせず鹿は現れます。
一番、猟果が期待されていた現場ですがその日に限って出てきません・・・なんと隣の牧草地にいつの間にか出現!
気が付いた時には日没数分前!
配置されていたこちらのグループは展開が間に合わず、ここもベテラン『トド撃ちハンター』が1頭。
1時間前にはその牧草地に現れていたのですが、まさかの事態に・・・先入観はダメですね!
陽が沈むと暗くなるのが早いです。
わっせわっせと・・・・・自分は見ているだけ!
第一現場からの回収が終わった業者と待ち合わせ積み込みです。
何とか6頭なら経費的に±0くらいかなと?
予測不可能な鹿の動きにすっかり疲れ果てました。
頼めば獲れなかったらどうしようと悩み、断れば獲れたときどうしようかと悩み。
鹿が嫌いになりそうだ!