今から10年以上前でしたっけ? ちょっと記憶が定かではありません。
民放テレビ番組で『グレートジャーニー』という探検家関野吉晴氏が世界を冒険している様子が定期的に放映されていました。
まったく違う視点で映し出される冒険、その地域の人々とのふれあいにテレビを食い入るように見ていたものです。
漁師でもあるのであの小さなシーカヤックで海峡を渡るようなシーンは驚嘆でした。
医者でもある視点で見る世界もまた普通の探険番組ではないものでした。
その関野氏の講演が様々な縁で羅臼で開催されました。
当然、行きました。
講演を聞きながら、あの時の番組をもう一度観たいと思ってDVDレンタルは無いか調べましたが無理でしたね。
どうやら購入しないといけないようです。
当時放映されていた番組内容で、今でも思い出す光景があります。
モンゴルでの少女の話・・・・数年前に出会った少女・・・天真爛漫で将来の夢を語っていた少女に数年ぶりに訪れて会いに行くと少女はいませんでした。
モンゴルにも経済改革の波が押し寄せ、日本製の中古車が大量に出回り・・・
少女は暴走車の犠牲となり、家族が見守る中半日以上現場に放置(社会事情による)
弟の涙、馬上で必死にそれを打ち消すかのように家畜を追う姿が見ていて辛かったです。
講演ですが、北海道新聞の記者が良くまとめてくれています。
世の中の環境問題は先進国の考え方、とりわけ白人の考え方が全てだという気が講演を聞いていて改めて思った次第。
アラスカの先住民族の昔からの営み、狩りにでさえ噛みつく白人保護団体、種の絶滅を招いたのはあなたたちなのですがそこは反省の色が無いという。
個人的に半日以上お話をしたい人でしたがそれが許されるわけもなく会場を後にしました。
北海道新聞の椎葉記者・・・日頃記事をよく読みますが、頭が良いなと勝手に思います。