冬になり多くの渡り鳥が北海道にも南下してきました。
代表的な猛禽類であるオオワシやオジロワシも!
これからの時期は狩猟や轢死のエゾ鹿に餌付いて事故が起きます。
鉛弾のことはその筋の方々に任せるとして、自分が出来ることは死亡、負傷などの個体を回収することぐらい。
毎年のようにオオワシやオジロワシを回収してきましたが、今年もきっとあるのでしょうね?
先週の土曜日に根室に向かった際の別海町国道付近でワシやカラスが集まっている個所を見かけました。
『ああ~、あるな』
『交通事故かもしれないな』(衝突してから走り逃げた先で倒れるのは珍しくない、これは既に衝突時に心臓は停止していると思います=心臓が破壊されても50や100mは走る)そう思いながら、その時は用事が大事だったので通り過ぎました。
翌日、午後から消防団幹部と町長の意見交換会があったのですが、時間に余裕があったので気になり向かいました。
これってきっと、普通の人には時間と燃料代の無駄ですが、気になるものは仕方がないです。
現場に着きました。手前の雪原の向こうにあります。
今期初のスノーシュー装着で向かうと見えてきました。
鋭利な刃物で皮を剥いで肉を切り取った痕跡があるので、狩猟ですね!
国道からもよく見え、こんな目立つところで検挙の可能性もあるだろうに、地元じゃない可能性が高いです。
鹿の死体よりも気にするのは冬場の貴重なご馳走を巡って鳥同士の喧嘩がよくあることです。
時には大きなケガをしたり、死に至ることも!
(オオワシ)
そういうことがあったと思われる死体を過去にも見ています。
今回は犠牲になったのはカラスのようです。
胸の羽毛も血痕もあり、流れで綺麗に捕食されたのではないでしょうか?
猛禽でなくて何より!
歩き回ったり、飛び立って行ったワシの跡が元気だなと思いました。