7/2、二日続けての登山となりました。
羅臼は神社例大祭で7/1~7/3まで漁業者はお休みです。
そしてお祭り手伝いなさいということですが、酒が飲めない、楽しそうにしている家族連れやら良い関係の人らに交じるのが嫌で学校閉校を機会に勝手に遠慮させてもらっています。
天気が持つというのでやはり早朝判断!
一路、斜里岳へ!
毎年、登る愛犬もお供に!
川の中を歩くので水分補給、熱中症対策も兼ねています。
しかし、予期せぬことが起こりました。
普通に登っていたのですが、途中から様子がおかしくなりはじめどうしたものかと?
帰ろうと吠えるように?・・・初めてのことです。
とうとう竜神の滝付近で動かなくなりました。
足の裏など怪我をしていないか見たのですが大丈夫、ただ思うように後ろ足が動かないようで腰が抜けたような感じに!
水は飲んでいてもミネラル、エネルギー不足から足が止まったようです。
さぁ、大変!20数キロもあるメタボ犬です。
たっぷり水分を含んだ犬を最初は抱きかかえていましたが、無理!
45Lのザックでしたので中に押し込み、背負いました。
来た道を戻るのは短いですが急傾斜の沢下りとなり危険ですので、上二股まで登り新道を下る方法を選択しましたがこれが結果的に良い方向へ
1時間かけて上二股へ!
この時点で12時を過ぎ、ナイターを覚悟しました。(装備は持っている)
大人しく収まっています。
その昔、同じように犬を背負って下りてきたという諸先輩たちの話を聞いた時は他人事でしたが、まさかの事態!
熊見峠手前の登りまで担いでいきましたが、下りるというので下ろしてみるとそこからは歩いてくれました。
下りの土の上ということもあったのでしょう。
ゆっくりと遅れながらですが自力歩行をしてくれたのには助かりましたね!
経口補水液を飲ませ、栄養価の高い猫缶を食べさせゆっくりゆっくり、休み休み、それでも担ぐよりははるかに速いです。
やがて、下二股に合流すると一目散に川の中へ行ってしまいました。
30分経っても戻ってこないので観に行くと・・・・
冷却中で動けないようです。
再びずぶ濡れの愛犬をザックに入れました。
素直におとなしく・・・それだけ疲労困憊なのでしょう。
ここからの沢下りは登山道を選んではいられず、安全ルートを確保しながら自分も腰まで川に浸かりながらとなりました。
何人もの登山客に撮影されながら(笑)応援されながら、必死で下りました。
15時、駐車場着。
心配しましたが、目力もあり、帰りの道中は荷台から身を乗り出して心地よさそうに風に当たっていました。
途中で歩いてくれなかったら、間違いなくナイター歩行でしたね!
多分、下手すると自分がエネルギー切れを起こしていた可能性もあります。
帰宅後、荷台から自分で飛び降りて木の根元に寝ころびそのまま朝まで!
心配して近寄ると体を起こすのでまぁ、大丈夫!
傍らには置いてけぼりをくった『きらら』も!
反省しました。
自分も犬も、特に愛犬の方は精神的なダメージがあったようで、今でも人の顔を見る度に申し訳なさそうな表情をします。
寂しいですが・・・今後、登山は考えた方が良さそうです。