北海道内では、いや、日本国内でも熊にGPS機能を備えた発信機、首輪を装着してその行動を追跡調査しているのは2団体かな?
その調査のおかげで様々なことがわかってきました。
こういう似たような調査は海ではイルカやトド、アザラシでも行われていますがもっと小型でやがて簡単に脱落するようにできています。
空でも猛禽類などに使われていますし、当然さらに小型軽量化されて一定期間後に脱落します。
では、陸上ではどうなのか?
そこはその調査には自分みたいな素人が関わることもなく、話はまた聞きのまた聞きでしかありません!
でも、その調査を快く思っていない方も居て
『あいつらは調査と言っては発信機を付けて放して、時期が来たら獲っている』
なんていう話をされたこともありますが、めんどくさいので否定も肯定もせずスルーしています。
個人的にはそんなことはしないとは思っていますが、その個体が問題行動を起こした時は有効な手段ではありますし、そういうことが行われたことは知っているのでそこを誤解されたようです。
さて、実はその首輪型発信機を装着した熊、或いは装置を発見したことがあります。
広い北海道内、どこともわからない原野でピンポイントに第6カンピューターが作動し出会っちゃいます。
1度目が2010年9月11日、標津町忠類川をトレッキング中です。
知っていいる人は知っていると思いますが、川幅、河原が広く場所によっては数百メートル、そんな場所を歩いていて、同伴した犬が最初に気が付きました。
死体とは言え、初めて見る熊に腰が引けています。
熊という・・・・本能からヤバさが解るんでしょうね!
小さな熊が首輪を装着したまま死んでいました。
100kg未満の亜成獣にとって2kgあまりの首輪はあまりにも大きな負担になったと推察されます。
でも死因がそれとは断定できませんが、一因にはなったはずです。
考えても見てください。100kgの体重として2kgの首輪、人なら50kgに対して1kgのネックレスです
このことを報告したことがきっかけとなって、以後100kg未満には装着しないことが決まったそうで、自分の発見は役に立ったようです。
でも、当時は研究者さんも多数いたわけですが、想像はしなかった、具申はしなかったんでしょうかね?
その後も2団体による調査が行われ、道東地方の熊の行動が調べ上げられ、有益な情報としてこのGPS発信機が役に立っています。
将来的には性犯罪者などにはこういう首輪というかGPS発信機を埋め込むのによい試験データーが蓄積されていくかもしれませんね?
あれから8年、まさか2度目が来るとは思いませんでした。
昨日、羅臼町峯浜から標津町崎無異までの海岸線を歩いてみました。
目的は昨年から探しているA-tagです。(50万するとか?)
でもありません!今度、野付半島を歩こうと思っています。
さて、昨日の出来事!
崎無異までの往復ビーチコーミング!
実は後半は長時間の浜歩きに犬が参ってしまい、大変な目に遭いましたが(笑
ほどなく、目に留まりました。
これがどういう物かということを知らない人だとスルーですね!自分が発見したことは良かったのか悪かったのか、こういう記事を載せなければ良い協力者なのでしょうが、一つの団体からはあまり良く思われていないのも聞こえています。
波にもまれたのかすっかり壊れていますが、某団体の首輪で間違いないです。
ところで、なぜ海?
頭をよぎったのは先日の利尻島へ渡ったクマの話。
首をを装着されて酷い目?にあったクマが新天地を求めて
『こんなところに居られねぇや』
と国後島を目指したは良いが、思ったより大変で引き返し、波打ち際で力尽きた?
だとしたらそこいらじゅうに骨はあるはず!
トドの骨ででさえ1年目はありますからね!(鯨類、アザラシ、アシカ類などの哺乳類は陸上の動物よりも柔らかい)
ましてや固い熊の骨ですが重いので海に引き込まれたか?
探しました、流木の山をひっくり返したりして!
多分トドですが、日頃回収するトドの頭骨の倍はあります。
見つけました。多分そうだと思いますが、これは友人獣医に見てもらうしかありませんね!
今まで散々、見てきたトドの牙よりも曲がっていて、しかも太い、下顎の骨ですがとても固く頑丈、でも、奥歯の歯並びの数がトドっぽい?
でも、回収。他は全く見当たりませんでした。
首輪だけ落として元気でいるなら良いのですが、自分はもう生きていないと思っています。
今日、二日酔いでなければビーチコーミングに参加する峯浜T氏にGPS含めて検証のため渡そうかと思っています。
その後のビーチコーミング!
財布発見!
過去にこういう財布を見つけて中を調べたら保険証やらカード類がぎっしり、事件性があると届け出ると、大分県から知床に旅行に来て羅臼の熊の湯で車上荒らしに会い帰りの飛行機のチケットも含めてカバンごと持って行かれ大変な目にあった方だったという報告を警察から頂きました。(今なら個人情報で言わないのでしょうが)
ちょうど、友人山岳ガイドのI君も被害に遭っていた頃です。
その後、犯人は羅臼人だったという!
旅の思い出は『最悪の知床』だったでしょうね!
ちなみに、これもかなり怪しいのですが、特定できるものが全くありませんでした。
普通はお守り入ったまま捨てませんよね!
熱くて水浴中!だんだんへばってきました・・・高齢です。
折り返しての帰路は途中から抱っこする羽目に!それを見たルリは嫉妬から動かなくなり、これまた大変でした。
もう、長時間コースでキララは連れて歩けませんね!
多分、羅臼漁協が昨年秋から探していると思われる調査用ブイと思われるものを発見しましたが、核心を得るに至らないのと肝心な装置の部分と思われる箇所が脱落していたので回収しませんでした。
浮きから海面下部分をボルト止めしていたようですが、それが波浪などで外れて漂流、装置類は現場に沈んだのではないでしょうか?潜水が可能な深さなら探してみるべきです。
羅臼漁協職員も見ているというのでここで進言しておきます。
ロシアの漁船にでも貼り付けてあったような・・・これも面白い
シーグラス(割れた瓶、ガラス玉の破片などが波で削られたもの)
表題の件!
このGPS調査はとても大事で、人との軋轢を避けるうえで熊の行動圏を探る唯一の方法でもあります。
熊という動物に海獣類や鳥に装着するようなGPS装置では簡単に壊されるのがオチですので、仕方が無いともいえる首輪ですね!
もっと、小型軽量化されていくことを望みます。