知床財団主催のしれとこ住民講座『ぶらごうち・知床誕生のナゾを解く』に参加してきました。
講師は『ブラタモリ』に出演された知床博物館(斜里町)の合地先生、何かと縁のある方です。
早朝、斜里町立知床博物館前に集合。
当日キャンセルを含めてもぎゅぎゅうでした。
自分も綺麗な女性が横に来てくれて・・『参加してよかった』としみじみ思いました!
最初は真鯉の海岸へ、メノウを中心とした鉱物採取でしたが、自分ん一人勝手な行動・・・化石拾いでした。
なかなか見つからず、クジラの背骨と巻貝の化石をかろうじて見つけただけ!。
続いて遠音別川河口へ!
よく地層が見えるので、その地層を見ながら知床半島の生い立ちを説明。
ここでテレビでも登場した布を使った地殻変動の説明とそれに伴う隆起、火山活動などを説明。
つづいて、オシンコシンの滝へ移動。
溶岩の上を流れ落ちる滝ですが、その生い立ちについていろいろと説明。地域一帯の岩石は道の記念物にも指定されているという珍し形状をしています。
売店にエゾシカの角が売られていました。1本¥4,860也
ついでに、バスの撮影!
ウトロの街中にある『ゴジラ岩』の説明。
実はこのゴジラ岩、一時存続が危ぶまれました。
倒壊したら大変だということで壊して撤去する話が持ち上がっていた時期があるという。
行政としては普通の固い考えですが、地元斜里町が異を唱え何とか壊されずに済んだという経緯があるそうです。
確かに観れば危ないと思うのが普通ですが、大事なシンボルでもあるわけで、壊されなくて良かったと思います。
ただいつかは風化などで倒壊するでしょうが、近くに建築物を建てないことですね!
見る位置によってゴジラに見えるでしょ!
ほら!
岩尾別川へ移動中、羆の親子が見えました。
決してヒグマ見物ではありません!
川を挟んで両側の大地の形成、年代が違うという話。川底のグリーンタフのお話等々。
バスへ戻る途中、お山の紅葉が綺麗でしたね!
最後の目的地、知床五湖へ!
知床連山を見ながら山脈の形成、知床硫黄山の山体崩壊についての説明。
今から3000~4000年ほど昔、縄文時代に大規模な山体崩壊が火山活動とともに発生し、標高が2000m級だった硫黄山が崩壊したという話ですが、五湖側からでもその様子が地形を通してよくわかります。
当時、巻き込まれた人々は居るのでしょうか?個人的には現代人と違い、山の異変、動物たちの移動で危険を察知して避難したと思っています。
昼食を知床自然センターでとり、そのまま熊についての講座も!
この日の朝、木下小屋登山口付近で登山者と熊の接近遭遇があったようですし!
観光客向けですが、地元民にも改めて徹底すべきことですね!半分は地元民が餌付けしているようなものだと自分は思います。
なかなかマニアックな話ですので興味が無いと辛いでしょうが、自分は面白かったです。
今度一緒に屈斜路湖破局噴火の痕跡が残る忠類の海岸線を案内することで合地先生と約束して帰路につきました。