今年も羅臼町教育委員会、子供会育成協議会が主催するふるさと少年探険隊の季節がやってきました。
今回で35回目です。
永らくこの一大イベントが続いてきたのは関わる全ての人々の協力があったからにほか有りませんし、天運も味方しましたね!
さて、自分も過去6回ほどスタッフとして参加してきました。
特に30回からはクマ対策の意味もあり要請を受けて苦慮した挙句、仕事を休み時間をやりくりして参加してきましたが、昨年は怪我で参加できず、それが良い結果につながったようです。
今年の35回目は参加する気満々で調整し、物資も揃え、要請が来るのを待っていましたが、例年だと6月20日前後に来る連絡がこず、スタッフ募集締め切りの6月末になってもとうとう来ませんでした。
他の方々には早くから要請の連絡が来ていたのを知っていたのですが、お役御免となったようです。
心配した仲間の男性スタッフが事務局を担当する職員に連絡を取ってくれたようですが、連絡が来たのは7月4日、その時点でスタッフは十分すぎるほどいるという話。
毎年のようにスタッフ不足で悩んで、誰かいませんかという話になっていたので、個人的に毎年伝手を頼りに人を紹介していた自分ですが今回も御多分に漏れず4名ほど!
事務局からはいらないという話、自分は今までの経緯もあるので来てもいいですとは言われましたが、4名の友人に謝罪し、自分は行ってくるわという話にはなりません!
今回の事務局の対応には大きな疑問がありましたね!
ボランティアスタッフに対してどう思っているのでしょうか?
役場職員が事業参加するのとはわけが違います。
皆さん有休をとり、或いは仕事を休み、家族職場の了解を得て仕事の調整をし、遠方ならば飛行機の予約もあるわけです。それらすべてが自腹なわけで補助は一切ありません。
それでいて、初参加であろうと一定の責任を持たなければならず、事故が起きれば責任を追及される場合もあるわけで、3年前に初参加の女性スタッフの目の前で起こった落石事故について追及され泣いていたのを思い出し、気分が悪くなりました。
事務局はボランティアスタッフを軽んじすぎますね!
いずれまた困ることになるでしょう。
ただ自分にも落ち度があります。早めに対応しておかなくてはいけないことを知っておきながら、例年通り6月末には連絡が来るのは当然と思っていたのも事実です。
聞いた話では2月にメールで一斉送信して問い合わせたというのですが、そんなものは来ていません!来ていたとしても数か月前にそれでおしまいでは手抜きにもほどがありますね!
他の方にも聞いたのですが来ていないという話でした。
自分に連絡が無かった時点で切迫した状況ではないこと、数年間の経験で銃所持者の同行は必要無いことが証明されたことは良いことです。
正直、教育的に違和感はありましたね!負担も相当ありました。
5日以上の留守は残る銃を銃砲店に預けなくてはいけないのでその負担費用。
出発前の射場での調整、関わる銃弾の確保。
1週間に及ぶ行程で潮風に当たり夜露で濡れ、深刻なダメージを受けた銃の修理メンテナンスを銃砲店に依頼する費用。
安いものではありません!
銃は心理的なお飾りでした。保護者や隊員スタッフの心理的なお飾りです。
実際は有事で使用したらもはやアウトです。
ブラフチャージを受けて先にこちらがやった場合は当然激しい非難にさらされます。
では被害が出てから・・当然それも許されないわけです。
でも、他のスタッフ、隊員、保護者の心理的な負担が無くなるのであればよいことです。
毎回、体調を崩しました、体はどんなに鍛えていてもプレッシャーは正直です。
銃は無くても間違った行動を起こさなければ問題はありませんし、危なければそうなる前に回避するのがアウトドアの鉄則です。
そのことをわかっていただけたようで何よりです。
今年は先端部にクジラが漂着し、マナーを守れない無謀なカメラマンが現場の熊を撹乱しもはや徒歩での遠征は不可能な状態です。
行けない、安全を考慮し断念というのもまたアウトドアの基本です。
羅臼町の事業、本来は羅臼町の人々だけで行うのが望ましいわけです。
今年は多くの探険隊卒業生がスタッフとして参加してくれたという話を聞き、嬉しい限りで理想的な形といえます。
町外にボランティアを求める無理はもう終わりにし、これからはこういう形で続いて行ってほしいものです。
自分は今回スタッフの候補にすら入っていなかった時点で思わぬ形の引退勧告となりましたが、事故を起こしかねない性格でしたので良かったです。
アイスバケツをかけられるがごとく一気に熱が冷めてしまった自分ですが、良い意味で未練が無くなりました。
今後はこの素晴らしい事業がさらに40回50回と続いていくことを願うばかりです。
くれぐれも事務局の不手際や大人の都合で止めて欲しくないものです。
ブログの方でも探険隊を紹介してきたのは初参加スタッフの情報源として、或いは初めて子供を参加させる保護者の情報源として活用して欲しいという思いもあったからでした。
掲載にあたり事務局に許可は貰っていません、それは責任、クレームをつける輩が自分に向かうことを願っているからです。万一の場合は事務局も責任をすべて自分にかぶせてくれればよいわけでそういう思いもありました。でも、クレーマーというのはヤバイ?個人に対しては意外と大人しいものです(笑
過去の記事は今後、町外のボランティアスタッフが参加することはないと判断し削除したいと思います。
おわりに、今年卒業を迎えるミサト、よく覚えて戻って来てくれました。
マオ、怪我によるブランクもありましたが最後です。
ミウ、部活大事です。できればあの場所で笑顔が見たかったです。