日本セトロジー研究会を観に行ってきました。
毎年、日本のどこかで行われていますが今回は招待されましたので行かないわけにはいきません!
その中でも、土曜日は自分も深く関わってきたストランディングネットワーク北海道の発表。
あっ!最初に断っておきますが、自分は特にクジラがイルカが好きというわけではなく、この動物たちの不慮の死に際して何らかの役に立つ道が無いものかという思いからこの筋の方々と深くつながるようになりました。
実はブログでもご存知かと思いますが、何でもかんでも興味があるわけです。
知床の田舎町から札幌・・東京も実は時間的にあまり変わりません!
初めてきた北海道博物館!・・・見学する時間は無さそうです。
今回の研究会の大会会長、水島先生の挨拶
松石先生から順次発表が始まっていきます。
あっという間の10年でした。日頃から死体を目にし、学術的に利用できないまま自然に還すことに悶々としている日々(アザラシ類は既に利用されていたのでその対比として更に悶々としていた)のこと。
当時、三重大から北海道水産学部の博士課程に来ていた田口美緒子女史が羅臼町郷土資料館館長だった涌坂周一氏を訪れネズミイルカの検体資料が手に入らないかと打診、即座に自分に連絡が来ましたね!
『お前、協力してやれ』
まさに渡りに船・・・ただのゴミが研究のために利用されることは願っても無いことです。
こういうことを非難する方々がいますが、あまりにも幼稚過ぎるので深くは言いません!
ここでは述べることができません、近々世界的な発表があるはずですのでお楽しみに
全身骨格は世界で科博と〇〇の澤村先生のところにしかありません
志賀先生のお話は同じビーチコーマーとして納得する話ばかり!
発表の中では海岸に転がる死体についてあえて画像処理をしていました。
それはそれについてわざと質問が来るように!
すると質問者さんが子供たちも参加するビーチコーミング、こういうものはあえて見せるべきと考えますという意見に同感でしたね!
もちろん。自分も志賀先生も!
このことについては別な時に述べたいと思います。
なぜ自分がほぼ画像処理もせずにSNSで発信するのかには理由があるのです。
夜は懇親会!
実行部隊の学生たちの紹介!
日曜日は学生たちの発表!
自分も深く関わった研究発表もありました。
長崎大の小林君の発表ではマッコウクジラの集団座礁での貴重な研究資料が自治体の都合で沖合に引き出され海に捨てられてしまった事実を知り、とても残念です。
北海道内もこの矛盾と大いに向き合わなければならない地域も多く悩みどころですね!
そんな中、羅臼はその点を解決したことで世界的な・・・・内緒です。
ただの厄介なゴミとしか見ないか?
貴重な財産と見るか?
人は難しいです。
昼に見学する時間を何とか取れました。
羅臼沖のマンモスの歯の化石がありました。
左下のデカい奴ですが、これはレプリカで本物は厚岸町が所蔵しています。
なぜか?冬場のスケソウ漁に乗船していた厚岸町の乗組員が歯の化石を見抜き持ち帰ったのです。知識の差ですね・・・化石に馴染みのない羅臼と違い太平洋側はアンモナイトも産出するので漁船員と言えども知識があったのです。
無知は悲しいです。せめて好奇心があればと!
村田銃もありました。銃身が長くこれに銃剣を付けるとまさに長槍です。
そうこうするうちに飛行機の時間が迫り残りの講演を聞くこと無く会場を後にせざるを得ませんでした。
2日間の研究発表会でしたが実に自分にとっては有意義で濃密な時間でした。
10年間の協力が少しは役に立っていたことを知り本当に嬉しかったです。
これからも続けていきますし、これに関わる妨害も特定団体からあるでしょうが気にもしていられません。
SNSでも相変わらず残酷?な画像は載せていきます。真実は公表すべきという信念で
そうそう、情報元は内緒ですがシーシェパードの代表者はビーガンという話・・・・
『あれは全くの嘘、本人はなんでも食べる方でした』