実は10年以上も前にも沖で操業中にレース鳩が力尽きて船の上に舞い降りてきたことがあるのです。
その時も保護して、足環を頼りに飼い主へ連絡し、送り返した記憶があります。
昨日、犬たちの激しい鳴き声に何ごとかと思いました。
冬であれば餌のエゾシカ肉をオジロワシが掠め取るので、その時の鳴き声にそっくりですが時期が違います。
見に行くと・・・ハトを相手に大騒ぎ?
よく見ると、足環が見えます。
レース鳩と確認し、様子を見ていると犬たちは欲しいとおねだり!
ご主人としては期待に応えないわけにはいきません!
屋根に上って猫のように近寄ります。
念のため、歌も唄います。
『ぽっぽっぽ~ ハトぽっぽ~・・・』
ジャイアンに負けない美声で身動きが取れなくなったハトをしっかりゲット!
犬たちの興奮はMAX!
『早よ、よこせ~!』
下りると主人から奪おうと、2匹で体当たりをかましてきますが何とか撃退!
無事保護しました。
その後、飼い主の電話番号が足輪にあったので連絡を取り、本日飼い主の元へと帰って行きました。
飼い主とのやりとりの中で思ったのはハトに対しては愛情がある。
自分の中で思ったのは愛情があるにもかかわらず危険なレースになぜ出すのかという疑問?
これは畜産農家が出荷するのと同じ心理なのかもしれませんね?
放たれたハトの大部分は帰って来れません!
野生化するか、大部分は餓死するか猛禽類の餌です。
飼い犬を他所で放して帰ってくるか競うようなものと同じ気がしましたが、そこはそれぞれの価値観の違いでしょうね!
愛護団体みたいに否定するつもりも毛頭ありませんし、これからも保護したら帰してやるつもりです。
でもまた過酷なレースに放たれるのかな?