天気予報は悪く、周辺地域の模様も悪いのですが、土日となぜか羅臼は温暖に恵まれました。
有害駆除の3回目です。
警戒心の強さから毎回、毎年、どんどん難易度が上がります。
まずは参加者記録のための記念撮影!
羅臼高校側から登攀し、ソスケの山を巻くことに!
しかし、例の如く耳を澄まし、常に匂いを嗅ぎ取り、動く物を目で追っている彼らに気付かれました。
最初の待ちの赤ラインに着いた時には群れの大半が青矢印の反対方向へ逃走した足跡がありました。
それでも何とか配置に着きましたが、勢子の数が足りなかったこともあり青ラインの勢子の間を次々と突き破って逃げます。
鹿たちは経験から追われる方向が危険だということを知っているわけです。
勢子の網目をかいくぐろうと迫って来る鹿を何度も止めようとしましたが、巧みに避けては抜けていきます。
最終的に群れの大半に逃げられました。
当初の予想よりもはるかに潜んでいたのに驚きです。
貴重な1頭を回収中!
午前はこれで終了。
最早、惨敗のイメージしかなく帰りたくなりました。
しかし、世の中は甘いです。
なんと、午後わざわざ険しい山から下りてきたのです。
湯ノ沢でまず4頭!
チトライは保留にして16時まで各自偵察でしたが、三角山に出てきました。
そう、初日で空っぽだった山です。(円囲いは気にしないでください)
全部で8頭!
付近住宅の許可も得て、公的機関監視のもと配置に着きます。
女性ハンターも心強い!
8頭、全部いただきました。
回収は大変でしたが、なんとか代表者の一人として成果を出せて何よりでした。
追伸:町中心部にこだまする激しい銃声音がしばらく続きましたが、テロではありませんのでご安心を!
これでまったく、騒ぎにならないのは日本でも羅臼ぐらいでしょうね?
町民の皆様のご協力に感謝します。