本日、羅臼猟友会の後輩を連れてエゾ鹿の狩猟に行きました。
昨年秋に無事、猟銃の所持許可をいただき、狩猟免許も交付されましたが、まだ狩猟に出たことが1度しかなく、それもチラ見しただけと言う?
少しでも実戦で教えることが出来たらと思いまして、自分が経験で学んだことを鬼指導!
今夜から荒れる予報に鹿も敏感に対応。食い溜めの為、普段は見かけない場所に出てきていました。
自分の狩猟なら欲をかいて、後先考えずに獲れるだけ獲ったかもしれないパタ~ンでしたので、ある意味良かったかも?
1回目、6頭にすべて逃げられる。
たっぷり、口頭でお仕置きを!
2回目、2頭にもたついて逃げられる。
たっぷり口頭で文句を!
3回目、20頭近い群れを見つけ、忍び猟の基本を真後ろについて指導!
撃つ段階になって迷いが生じているのを見ながら、
自分は小声で『撃て、撃て、撃て、撃て、撃ちやがれ』
『ドッカ~ン』
ブローニングAボルト12番のスラグ銃が火を噴きました。
まだ群れはいます。
初弾の行方を気にしている様子を見て
自分『いいから、次撃て、撃て、撃て、撃て』
スコープに入れ慣れないので、やがてすべて射程外へ
彼:『当たらなかったみたいです』
自分:『いいから、必ず現場に行って確認すること』と言って、連れて行くと窪んだ中に卒倒していました。
初めての1頭です。
少し肩の荷が下りました
回収し、次の現場へ!
またも運よく6頭の群れ!
注意事項を伝え、少し離れたところで見守りました。
自分で考え失敗することもまた勉強です。
しっかり木に委託して、出来れば体も委託だよっと!
ところが、位置取りに失敗し、くぼ地の中で構える・・当然見えない
もたつく、音もする。でもなぜか鹿は見るだけで逃げない!
なんとか委託するが、雪の中に銃身を付ける
雪まみれをほろう! (銃口に雪が入ったのではと心配した=暴発)
委託した木が細く、枝は指ほどの太さで枯れているため折れる
自分も怒鳴り声が出てしまうが、鹿は逃げずに草を食べ始める
ようやく構えるが、皿撃ちの前かがみ姿勢を見てびっくり
反動で目を怪我するのではと思ったが・・・・・
『ドッカ~ン』
鹿はきょろきょろし逃げない!
彼、撃ち終わって排出された薬きょうを探す
自分『撃て、撃て、撃て、撃て、撃て、撃てぇ~』
『どっか~ん』
10mほど横に移動して立ち止まる。
木が絡んで見失っているのを見て横に移動しろと指示
鹿もゆっくりと移動、立ち止まりで信じられないチャンスを献上
『どっか~ん』
まだ、居ましたが・・・・・!
自分『もぉ、いい』
3発目で初めて当たったのを視認できたと言っていました。経験を積むことで判ることです。
現場確認の指示!
2頭倒れていました
回収に時間を取られたのと雪が降り始めていたので画像無し
その後、現場で教育的指導!
3頭を昼前に早々に獲ったことで、吹雪く前に解体をしてしまおうということになり、同じ猟友会の友人宅へお邪魔
本人が背ロース3本、後ろ足2本で満足し、残りはすべてお邪魔した友人宅へ献上。
友人宅は中型犬を5頭も飼育しているため余すことはないようでした
昼は歳の差婚の若妻さんのエゾ鹿シチューに惚れそうになりながら、羨まけしからんなと・・・少し思った!
初めての出猟で短時間に3頭、恵まれ過ぎたので次回からはスランプになると思われる。
俺も銃持って行けばよかったじょ!
信じられないようなチャンスの連続に『奴はもっている』そう感じた日でした。