最近やたらとネズミイルカの混獲があります。
自分の漁場ではイシイルカの姿が極端に少なく、今はかつてないほどのネズミイルカの群れとミンククジラを観ますね!
そんな中、既に4月から4頭目の混獲がありました。
例年なら、12月末でこの頭数です。
新鮮な資料は研究機関にとって喉から手が出るほど欲しいものです。
死を無駄にしないということも大事なのではないでしょうか?
さて
他所の地区の海岸にトドの死体が漂着していました。
既に、海上では何度か見かけていたので、今後は羅臼町も注意が必要です。
車を運転中でもすぐに気が付くのはオジロワシが教えてくれるからです。
ちょうど西部劇のハゲタカ?と同じようなものでしょうか?
既に漂着してから数日が経過しているようです。
こうなるともうカラスは手を出しません!屈強な消化器官を持つオジロワシとキツネや熊の出番ですが熊は来ていませんね!
100kgくらいならば簡単にお持ち帰りします。
実は近場の数百メートル離れた森林地帯をクマが移動に使っていることは該当地のNPOの追跡調査で知られています。
まだ臭いを取っていないのか(数キロ先からでも識別できると言われる)人との距離をきちんと取れる熊なのかはわかりません!
ただ、一度このトドについてしまうと厄介です。
国道を渡って持ち帰るのが困難と判断すると夜間に出てくるでしょうし、さらに人馴れが進むと昼間から出没、観光客が群がり、人とは違うアングルを求めカメラマン(アマ)が取り囲む?
ほとんどの自治体はこれらに対処する部署が曖昧です。お金もかかりますからね!
死体を処理すると言っても簡単ではないわけです。
この時期埋めるのは厳禁ですし、見て見ぬ振りが一番でしょうか?
ですがここで今年に入って、愛護団体の悪意からこれらの簡単な問題解決方法が難しいことを知りました。
かつての自分ならばバラバラにして素早くオジロワシによる鳥葬に任せますが、触った人が全責任を負うという馬鹿げた法律のおかげでそうはいかなくなりました。
漂着死体が見たい人は野付半島の外海側をお勧めします。
そこなら熊は出ませんしね!
オジロワシが数羽群がっていればほぼビンゴですが見るだけにしておきましょう。
自分みたいに触れると所有権が発生し、死体処理の義務が!
でも自治体に連絡するのも熊や臭気の問題が無ければ迷惑な上に税金の無駄遣いなので止めておきましょう。
自然の物は自然に任せるのが最良の方法なのです。