自分が生まれる前とはいえ、その恐ろしさは語り継がれています。
実際多くの漁業者がその恐ろしさは幾度となく経験しています。
ただ、当時から比べると圧倒的に漁船の性能が向上したこと、気象予報が正確になり情報が逐一確認できることが幸いし、当時のような大きな災害にはならないようになっています。
とは言え、機器の性能が上がったことで夜明け出港が夜中出港となり別な意味で危険度が増しましたがね。
今日、ちょっと怖い思いをしました。
真っ暗闇、予報は午前9時くらいから吹き降ろす予報!
生暖かい嫌な風がそよぐ中、出港しました。
嫌な感じに、慎重になりスローで航行、僅かな異変があれば引き返すつもりで6海里沖へ向かいました。
ちょうど、2海里ほど進んだところで、急に空気が冷たくなり反転、陸へ全速で逃げました。
反転して1分ほどで雹を伴っていきなり吹き降ろしてきましたね!
船には籠が満載してあったので全速でも空船の7割ほどの速度!
時間が長く感じましたが、さほど沖に出ていなかったので事なきを得ました。
3t未満の小舟にはギリギリの波浪、これが5tクラスになると船の大きさは3倍以上になるのでなんてことはないのですが!
欲をかいていれば、今日が自分にとっても命日になるところでした。