常日頃から様々な動物の死と向かい合うことが多いですが皆さまが時々心配されることについて書きたいと思います。
皆さんが特に関係のある事案として野生動物との交通事故!
(羅臼町海岸町)
北海道内ではエゾ鹿がピンときますね!
最近は増えた熊との衝突もありますね。
エゾタヌキ(羅臼町峯浜町)
天然記念物との衝突事故も少なからずあります。
ワシ類やシマフクロウ、丹頂鶴!
そこで皆さんが心配されることの一つは事故とは言え轢いてしまったことで捕まるのではということ?
罰金は?
免許証の点数は?
実はただの物損事故扱いです。
罰金も、減点も無く、粛々と実況見分の事故報告(車輛保険を使う場合)
エゾシカとぶつかって保険を使う際に事故証明が必要な場合もあるでしょう。
でも捕まることはありません!
死体は道路管理を委託されている業者が回収してくださいます。
天然記念物も同様、ただの物損事故です。
もしも事故に遭った場合はぜひ、一報してください。
生きていたなら人間同様一刻も早く救助の手が必要です。
故意でない限り、治療費を請求されることも有りません!
故意で動物を轢くことなど不可能ですが!
物損事故についての云々は実際に警察の交通課で聞いてきましたし間違いありませんので安心してください。
海での事故?職業柄、様々な混獲に遭遇します。
(トドにかかっているロープは引き揚げのための)
クジラは勘弁ですが小型のイルカやアザラシ、アシカの仲間は珍しくありません!
これらも問題なくただの事故です。
海中へその場で遺棄するかは個人の判断ですが、自分は持ち帰ります。
大学をはじめとする研究機関への貴重な資料なのでこの重いのを引き上げる連絡わけです。
また海岸へもよく漂着しますね!
トドにはオジロワシと熊が付くので大変です。
住宅地の海岸だった場合は、悲劇を生みますので、一刻も早い回収が望まれますが、間に合わない場合も多く熊が執着し駆除に至る例も!
都会に住むアイゴーの方々はそう言った事情も全く分からないわけで熊可哀想、ハンター死ねです。
クジラはもっと大変!
今、紋別?オホーツクの四季写真コンテストはちょっと可哀想なことになっています。
漂着した死体についても、それが何であろうとどうしようと問題ないわけです。
希少生物であろうが、国際的な保護動物であろうが!
生きていれば話は別ですよ!
そのまま放って置いて自然に帰すのが本来の自然の姿ですが貴重な資料ということも有り、自分はせっせと弄繰り回してはあちらこちらの希望する機関やら個人へと送るわけです。
これを死体損壊だとか、希少種を粗末にした云々とか言っている時点で阿呆です。
もしも、死体を見つけたら、それは第一発見者のあなたのものです。
どうするかはあなた次第!
静かに立ち去るもよし!
通報するのもよし!
自分で処理するもよし(これが一番感謝される)
繰り返しますが、交通事故で野生動物が轢かれているのを見たときは警察にでも連絡してください。