午前中、根室に住む友人女性からの情報により、野付半島の奥、海岸にアザラシやトドが漂着しているということで向かってみました。
現場に着くと、ワシやカラスの群れが居まして簡単に位置が特定できました。
向かった理由・・・頭骨を欲しいという男性が一人、多分欲しがるであろう女性が一人いたのでめったにないチャンスということになり!
有りましたね!
赤矢印は準絶滅危惧種?のゼニガタアザラシで他は増えすぎのゴマフアザラシ!
子どものトドの死体もありました。
死因ですか?
食料失敬中事故による水死ですね!
まずはトドの首を切り落としました。
気温は真昼間でも氷点下5度、おまけに風があります。
当然、皆凍り付いていますのでさほど匂いも無く、腐乱も進んでいません!
離れたところにゼニガタアザラシ(左)とゴマフアザラシがありました。
死体の上に首を置くのはこの個体の首だという意味で、どっかで見た光景?
アザラシやトドの仲間は皮が丈夫なので、様々な毛皮製品に利用されてきました。でも今は愛護団体の反応が怖く利用されることは無くなりましたね!大事な伝統が欧米の政治の道具、手先の愛護団体により消えてしまいました。
ワシでさえ歯が立たないので、皮に切れ目を入れて置きました。
きっとここからは剥がして喰いつくでしょう。
此方も首を切り落としましたが、やはり凍っているので大変でしたが何とか予定個数は確保!
首を切り落とす際の合言葉は中東で聞く言葉を!『アッ~~~~~~~~ぅ~』
此方も切れ目を入れ食べやすくしておきました。
後で気が付いたのですが、野鳥撮影の方々にとってはエサ長持ちしたほうが良いわけで、自分の行為は余計なお世話でした!
このアザラシたち、なぜこんなところにあるのか・・・それは気を利かせた漁師が海で捨ててくるのを止めて、野鳥カメラマンたちを喜ばせようとお持ち帰りしたのでしょうね!
それ以外につじつまが合いません!
置いている現場を、海保に見つかれば不法投棄で一発ですからね!
こうして回収された頭骨は種類ごとに!
尚、現場で作業中の自分を遠巻きに見ている女性が居ました!
欲しいのか?来ればいいのにと思っていましたがいつの間にかいなくなり、帰りに
野付ネイチャーセンターに立ち寄り御断りを入れようと思ったら、そこの石〇さんでした。
いつもめんこいねぇ~!
やがて、羅臼に戻り有害駆除のためのエゾ鹿の餌付け作業を行い、羅臼ビジターセンターに顔を出すと、いつの間にか自分の行為が知れ渡っていました。
そこで、『実は自分達も回収に行こうと思っていた』という話になり、おすそ分けするにあたり、妙案がひらめきクリーニングを依頼!
無理やり承諾させて今日はお終いです。
無傷の頭骨ってなかなか簡単には手に入らないんですよ!