無事、日没前に身柄を確保!
関係者へ引き渡し釧路へと護送されて行きました。
事の顛末です?
昨夜から道内は広い範囲で雪となり、久々の除雪となりました。
アウトドアの趣味の方や冬まつりイベントの方、除雪業者は恵みの雪となったでしょう。
さて、昼近く、雪も小康状態となり除雪作業開始です。
と言っても今では機械様のおかげで楽なもんです。
自宅周辺近所を終り、まだ1隻操業しているので港の除雪へと向かいました。
港入り口近くに差し掛かったところ前方の法面にオジロワシの若鳥が?
まぁ、羅臼ではありがちな光景です?
30年前と違い、昨今の餌付けで人馴れしているので目の前に居ても平気にしていることが多い冬の風景ですね。
子育て時期は違いますが!
視線を交わしながら傍を通り過ぎます。
2時間ほど除雪していてもそのまま移動しません、雪を避けているようにも見えますがどうも変?
除雪車がすぐ脇を通りすぎ、撥ね飛ばした雪がワシのすぐそばまで飛んでいきましたが逃げようとすらしません?
折り返して戻ってきた除雪車!
これはどうも変だということで、羅臼町内の野生鳥獣保護関係者へ連絡して来てもらうことに!
しかし、捕獲を試みたのですが飛翔して港の擁壁の上に不時着?
200mほどの飛翔(滑空に近い)だったこともあり、捕獲は難しいのではということで様子見になり解散しました。
相変わらず除雪をしながら様子を見ているのですが、やっぱりイカンのではと思いました。
上に羽ばたくことが出来ないようなので、自分も擁壁の上に登ってみると・・飛び立ちましたがそのまま下の浜辺の雪の上に不時着です。
降ったばかりの深いふわふわの雪なので埋もれる感じ…チャンスと思い身柄確保に向かいました!
青線が滑空、赤線が着地ラッセル!
もはや死に体ですね!
(ゴールデンカムイと言う漫画の大ファンです)
となりまして、身柄確保!
鋭い爪が一番危険です。嘴は大丈夫!
足は美味しいらしい?
這ってきた雪原には鮮血が!
でも、どこから出血しているのかわかりませんでした。
やがて役場のTさんが到着、安全策を施し後の処理を任せ家路に行きました。
皆さん想像つきます?
こんな強そうなワシが自分の腕の中で恐怖のあまりガタガタ震えるんです。
最初、自分の手が震えている?脳みその一部があたったか?と思ったくらいです。
鳥でも震える(感情)という・・・解ってはいても
体験すると驚きましたね!
とにかく見えないところで衰弱死してカラスやキツネの餌にならなくて良かったと思います。
希少鳥類ですからね!
先ほど、鉛は検出されず交通事故であろという連絡が来ました。
はねた人は自覚があるはずなんだよね!