沖から見える知床連山もすっかり冬の装いです。
夕方が押し迫った時間、少しだけ狩猟をしようと!
何気に送電線の下に黒い影が?
熊じゃないかと思って双眼鏡で覗きましたが!
発情期に入って泥浴びをしたオスのエゾ鹿でした。
車を入れて近寄っても全く逃げません!
それどころかゆっくりと下りてきました。
角の間が狭いのは森の中で過ごしていたせいです。
牧草地などの草原地帯だと角は左右に開くんです。
車から降りて、目の前で体操なんぞをしてみたり!
人を恐れない、撃たれた経験の無い山奥育ちだということがわかります。
距離、直線で50mほど!
銃に弾を装填してスコープに入れてみましたがそれでも普通にしています。
昨年、同じような雪の無い時期にこういうデカオスを倒してしまい、その後の回収にえらい目に遭ったことを思い出しました。
1時間に及ぶ綱引きで、1週間ほど全身の筋肉痛と腰痛に死線を彷徨いましたね。
腹を抜いても100kg以上あるオス、僅か10cmの高さの段差でも死ぬほど苦労しましたが、今回は鹿との間に5mほどの段差とアキレスけんを痛めた自分の足!
撃つの止めました。そして誰か撃たないかと思って連絡しようと思ったのですがこういう時に限って携帯を忘れました。
それよりも問題が発生!
少し離れた場所にカラスとキツネが群がっている?
行ってみると?
首にロープが巻かれた鹿の当歳オス!
上質の肉です。ハンターが捨てるのは不自然すぎますが変?
交通事故の死体を捨てたのか?
熊の誘因のために置いた?しかし、そうであるならばがっちりと持ち去られないように固定するので違いますね!
人家が近いのでこれはマズイと思いましたが、携帯忘れ連絡する術がない!
明日、熊居ないかな?