春先に流木と衝突してからというもの、夜間の航行はかなり怖いです。
暗闇の中、突然何か得体のしれないものが視界に入ると心臓が一瞬ドキリと!
海面の潮境に出来るゴミや膜の帯はロープに見えるし、寝ている鯨が突然潮を吹いてお互いにびっくりする時も!
最近は少し海の状況が変わったようでオキアミが自分の漁場に移動したようで、それに合わせて鯨もどんどん入ってきています。オキアミを追いかけてきたのかトキシラズは定置網に乗り出し、イルカも当然、ストランディング!
夜間で一番すごいのはミズナギドリの群れに突っ込んだ時です。
こういう時は船の速度を落とし、自然に優しい自分ですがみんなはどうしているんだろう?
カニかご漁も終盤、漁獲対象の毛ガニは資源が回復しないまま、ほぼ姿を消しました(移動)
もう一つのタラバガニは姿を見せたのですがこれも短い期間に集中するので、8日月曜日の水揚げで終わりそうです。
6月いっぱいの漁期を残して中旬からは徐々に撤収作業へ移ろうかと!
なにせ時化などで残しても違反ですから、漁模様と天候の兼ね合いでピリピリします。
でもサラリーマン社会の対人関係でピリピリするのに比べたら自然は優しい!