3月15日に行うエゾ鹿有害駆除に向けて、勢子巻き狩り隊長としての責任から成功させるべく念入りに下見しています。
12日(緑)、13日(赤)と二日に分けて調査!
前日行動だと日曜日は鹿に警戒させてしまうので余裕を見ます。
既に知床でもあちらこちらで冬眠から覚めた熊の話が出てきていますので用心のため一応持ち歩きます。
それでも二日間で一度も目撃することも無く、足跡も確認できませんでした!
適当に風景を載せます。冬から春先にかけてでないと来れない場所ですね!
赤枠内が日曜日の戦場です。
春熊駆除が盛んに行われていた30年前なら、ハンターは健脚ぞろいでしたが、熊の狩猟技術を伝承する時間、機会を事実上失ってしまいました。
おそらく、春熊駆除の経験が豊富で現在も山歩きを普通にこなし指導できるハンターは北海道内に5人もいないと思います。
有名な久保俊治さんにしても往年の体力は既に失っているでしょう。
保護と駆除、行政の行き当たりばったりな方策がどんどん悪い方向に向かっているのを感じます。
エゾ鹿にしても実は羅臼を見る限り減ったのでは無く、単に用心深くなり人前に姿を見せなくなっただけなのだということに山歩き調査で見る膨大な鹿の姿、痕跡で感じています。
雪が多かった今年の冬、飢え死にしているのではと思いましたが逆に普段は食料とできない高さの木の新芽や柔らかい樹皮をどんどん食べていましたね!
加えて相次ぐ暴風雪で木々がなぎ倒されそれらも食料となっていました。
あれこれ思いを巡らせながら一人で森林浴を楽しんでいると、突然シマフクロウの鳴き声が!
国の天然記念物、アイヌ語でコタン・コロ・カムイ(集落を守る神)と呼ばれる絶滅危惧IA類(CR)の希少種です。
こんな奥に巣は無いと思うけれど?
ちょっとだけ得した気分です。
日曜日、急遽かき集めた新人勢子が4名加わります。
いずれも健脚揃いと言うので楽しみ!
またハンター希望者が増えないかな?