道東は明治時代に起こったとされるような大雪で大変なことに!
その昔はこの大雪でエゾ鹿が絶滅寸前に追い込まれたと記録されています。
さて、人間様である我々羅臼人!
絶滅寸前です。
ほとんど間を置かずに次から次へと横綱級の低気圧に翻弄されて、除雪が間に合いません!
そんな最中、危惧していた事故が起こりました。
自分は当時釧路に脱出中で第一報を仲間の羅臼人から!
その後も続々と入る情報に、さらに町内会で倒壊の恐れのある家屋が発生と言う!
(中茶安別の電光掲示板)
間に合わないとはわかっていても道中を急ぎました。
自宅が雪崩箇所の手前だということと、消防団に招集がかかったことで、開発建設部の許可を得て特別に検問を3か所通過させてもらいました。
自宅前に到着!夜通し作業が行われていました。
事故の詳細は翌日の新聞で・・・でも配達されたのは通行止めの為遅くになりました。
一方の独居老人世帯家屋の救出ですが、到着する少し前に完了し撤収作業が始まったという知らせが入り、自分は役に立ちませんでした。
吹雪の中、招集がかかって現場に到着するのに4時間かかり、作業には10数名で2時間かかったそうです。
翌朝、雪崩れた現場では応急処置が施されていました。
斜面との間に火事で言うところの防火帯ですかね?道路を半分に仕切り雪の塀を急遽こしらえました。
今後の作業でこの中に雪を落としていくわけです。
雪崩れたあとでも雪崩防止柵が全く見えていません!
昼間は他の地域の除雪作業も間に合っていないので作業員は少ない
通行止めだらけで孤立している地域が多すぎますので当然です。
ヘリやらセスナやらで取材に来ていましたね!
我が家も除雪が完全ではない中、町内会で不幸が発生しさらに忙しい!
夜間の通行止めをまた2日間連続で事情を説明し通して貰いました。
週明け今度も低気圧が発達してくると言うが、雨予報にさらに危険な雪崩の発生を危惧して急ピッチで作業です。
釧路方面からも作業員増援を頼んでいるそうな?
この作業を自分もやったことがありますが大変な作業です。
スピーカーで作業現場に向かってこの歌を流したかったです。