2014年の我が漁船漁業も24日で終わりました。
27日まで操業ができるのですが、時化などで万が一網を引き揚げることができない場合は違反となりえますのでそこは無理をしません!
それ以前に酷寒の中、無理するほど漁が無いということもあります。
今年は流氷の異常な居座りで5月連休が過ぎてもなお出漁できないという・・・・近年にない状況でスタートダッシュにみんなで躓きました!
いざ漁が始まると魚影は薄く、餌不足からアザラシによる食害が頻発(流氷が在ったのでアザラシも居座った)
6月だというのにブリが入ってきました!
冷たい海水を好むクラカケアザラシとのコラボレーション!
そのまま夏枯れの海!
でも昆布は良かったようですね!
イカに期待して多くの漁業者が準備し操業を始めましたが、例年と違い、これからという時期に突然、オホーツク海を南下する対馬暖流と国後島と択捉島の間の海峡が冷水域に変化しストップ、早い時期に迷入した南方系の魚群を獲りつくして早々に終わってしまいました。
数百万から数千万の借金を抱え込んだ方々の今後が心配です。
『イカでカマドが建ったことが無い』という先輩漁師の言葉の怖さを感じる年でした。
秋サケも一部の漁場を除いて道東は不漁!
海はあきらかに変です。
温暖化に向かっているという多くの意見!
まったく逆の寒冷化に向かっているうえでの気候変動という学者の意見!(こちらの方が説得力がある)
どっちも好ましくはありませんが、人間にはどうすることもできません!
すっかり雪景色となった知床連山方面!
標津、中標津方面の山々!
あまりの不漁っぷりに投網せずに帰港し整理しました。
そうそう、過去のデータを紐解いても打率5割というか…最終日にはお約束のイルカが揚がってきました。![]()

白いお腹が海の底から見えると・・・マスノスケ(キングサーモン)ではと心が躍りますが・・・・一瞬でその夢は打ち砕かれます。![]()

海の神様・・・・布袋?恵比寿?大綿津見神?だれ?・・・絶対勘違いしていると思う・・・・!
俺が欲しいのはアザラシでもなくイルカでもなくお魚です。
来年に向けて神様、今度よく話し合おう!![]()

ああ~、山形の方もそこの処を神様によく言っておいて![]()
