羅臼町内の先輩猟友トド撃ちハンターのSさんから声がかかり、昨日斜里町で行われる巻き狩りに参加してきました。
他所の猟友会の巻き狩りに参加するのは初めてで、学ぶべき点が多いはずと感じわくわくしていました。
斜里町の主たる猟場は2月28日で終了。最終日ということでみんな張り切っています。
集合場所の林道終点にはかなり前から集まっていたようです。
その後もどんどん集まってきます。
いずこもそうですが、ベテランハンターばかりで話題の半分は『神経痛がどうの、糖尿がどうの、おしっこの出がどうの、誰それが入院しているだの』・・・・。
簡単な作戦支持の後、配置に向かいます。
緑が待ちのライン、赤が追い出し経路。
斜里町ウトロ側は完全に流氷に埋め尽くされていました。
思ったこと・・・70歳代の方もかなりいましたが、みんな健脚。
自分は疲れがたまっているとはいえ、実はついていくのがやっとでした。
自分とSさんは土地勘がないので待ちに着きます。風のあたる場所だったので、すぐに鋸で雪を切り出し、自分の周りを囲いました。
待つこと30分余り、どうやら1週間前にやったせいで中はほぼ空っぽ!
1頭のオス鹿だけが隣の待ちのラインにかかりました。
運び出すのが大変なので血抜きや内臓の処理を行います。角も外します。
この方一人で1kmあまりの行程を下げていきました。全体的に下りとはいえ登りこう配もあるわけです。いくら血抜きや内臓摘出した後とはいえ、100kgはあるのに信じられない。
みなさんがっかりしていましたが、そういつもうまくはいかないのが自分もわかっているので全然平気!
昼食をはさんで気を取り直し、第2ラウンドへ
次の待ちは陽の当たらない谷筋だったので、もろに風が通して寒いのなんの!
またイグルー作って非難し、待ちました。
しかしここも空っぽ!
こういう時の勢子の方々の気持ちが良くわかります。
この後は各自で流しましたが、我々も日没前に帰路につきました。
斜里町の鹿の動きもやはり例年と違うことを皆さん口にしていましたね!
今回参加して、みなさんが圧倒的な健脚ぞろいで、しかも考えられないような距離の回収を何とも思わないことには驚きました。
内心待ちに着いた時、こんな山奥で大量に獲って全部回収・・・・10頭来ても小鹿1頭でやめようかな・・・・と思った。