先日、昼間っから別海町の矢臼別自衛隊演習場で照明弾が上がっているのが見えた。
昼間でもまばゆい照明弾・・・・マグネシウムだっけ?中学生の時実験でやった記憶があります。内容は今現在の教育現場ではかなりやばいので書きませんが、あれは楽しかった!
照明弾が落ちていくのを見ながら冷戦時代の海を思い出しました。
今から20年以上も前、ロシアがソビエトだった時代、根室海峡ソビエト水域は暴力団が主力の特攻船が活躍?していました。
念のため・・・北方領土は無条件降伏した日本を見透かしてスターリンのソビエトが侵攻し略奪したものです。
その北方水域で漁をして帰ってくるヤクザ関係者はある意味、英雄であり、他所の地域と違い危険を冒して働き、町の経済に潤いを与えてくれるという側面を持っていまし、市民権を得ていた感がありました。(働くヤクザ)
国はと言うと、北方領土は日本の固有の領土であるというスタンスから取り締まるという行為は矛盾していることから表立ったことはしていなかったように思います。
当時板挟みにあっていた海保は難しい立場であったでしょう。
時代が変わり、特攻船が激しく取り締まられるようになり日ソ両方からの締め付けで姿を消しましたが、末期はその特攻船もかなり無理をしていたように聞きました。
夜、羅臼側からでもソビエト主張領海内でオレンジ色の照明弾がいくつも上がるのが見えることがありましたし、乾いた銃声が連続して聞こえてくることも珍しくは無かった!
きっとその当時のことを覚えているのは自分から上の世代でしょうね!
表立ってはいませんが、撃たれて死んだので仲間を海に捨ててきたとか(表立ってはマズイ)言う話は具体的な行方不明者の名前とともに漁業者の間では囁かれていました。
それはある意味、日本政府、ソビエト政府、特攻船側にとっても最良の手段、判断だったでしょう。
今は照明弾が海の上で上がることもなくなったし、銃声もたまにしか(トド撃ち)聞こえなくなりました。
あの当時・・・・あの照明弾の下では命がけで逃げている日本人がいるんだと思いました。
2月22日、ある映画が上映封切りとなります。
島民2世である自分、観に行きたいと思います。
できれば皆さんも機会があれば!